トプコンクラブ (TOPCON CLUB)〜トプコンよもやま話
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第1回「ズームトプコールの話」 トプコールレンズの中ではとかく敬遠されがちな「REズームオートトプコール87-205mm」と、ほとんど見かけることのない国内最後のトプコール「REズームトプコール35-100mm」、さらに海外でのみ日の目を見た「AMズームトプコール28-50mm」について、様々な角度から私見を述べてみました。あくまで私見ですので、一部事実とズレがあるかも知れませんが、その点はご了承下さい。 |
第2回「オートワインダーの話」 トプコンスーパーDMに標準装備されたオートワインダーは、世界に初めてワインダーの概念をもたらしたものです。ゼンマイ式自動巻き上げは以前からありましたが、電気式のものは本格的なモータードライブ以外にはありませんでした。この重たく高価な自動巻き上げ機構を安価で気軽にかつ軽快に使えるようにしたものが「トプコンオートワインダー」です。 |
第3回「レンズフードの話」 トプコンはカメラ本体やレンズばかりでなく、レンズフードにも様々な工夫を凝らしていました。その流れを私の所有する範囲内でご紹介したいと思います。フードの作りの変遷がトプコンのカメラ部門の苦悩を表しているようで、とても興味深いものがあります。2ページに分けて説明しておりますが、初めはフードのバヨネット化までを、次はその後の流れとバヨネット型以外のものを紹介しております。 |
第4回「トプコンカメラの歴史」 東京光学は古くから色々なカメラを作ってきました。とかく35mm一眼レフという最も華やかな舞台のみが引き立てられてしまいますが、トプコンにはレンジファインダー機や二眼レフ、ビューカメラからプレスカメラまで様々なモデルが存在します。それらをチャート式に並べ、簡単な特徴と変更点などをまとめてみました。 |
第5回「REオートトプコール黒鏡胴レンズの話」 REオートトプコールは63年のREスーパーの登場とともに生産された、とてもメカニカルで美しいデザインのクローム鏡胴を持つレンズでしたが、72年のスーパーDの登場とともに順次黒鏡胴化されていきました。また、これとは別に早い段階から黒鏡胴のレンズも一部作られていましたが、今回はこれを中心にトプコールについて考えてみたいと思います。 |
第6回「愛すべき駄モノ、RE200〜RM300」 トプコンの一眼レフは、REスーパーのイメージが強く、その希少性からくる比較的高値安定の中古価格による印象もあいまって、どうも不思議な高級機メーカーと思われがちですが、実は大衆機・中級機も数多く作っていて、その田舎くささも天下一品です(笑。ここではトプコン随一の駄モノである、最後のシリーズRE200〜RM300について詳しく述べてみたいと思います。 |
第7回「トプコールレンズ構成図」 トプコールレンズはカメラボディの変更と共に、様々な機構が採り入れられたため、時代毎にいくつかのグループが存在します。それによってレンズも一新されたかと思うと、意外と同じ構成を採るものも多く、それをレンズ構成図によって確認してみたいと思いますが、とりあえずLマウントトプコール各種とR〜RE系レンズに絞ってアップしてみました。UVトプコールは後日編集します。 |
第8回「CIMKO LS-1」 試作の段階で東京光学が35mmカメラ業界から撤退したため、日の目を見ることのなかったトプコンAM-1。この幻のトプコン最後の35mmカメラの末裔が、このシムコLS-1です。元々東京光学はRE200やREトプコールNシリーズレンズ以降、廉価版のモデルは下請けのシマ光学に組み立てを依頼していたそうですが、それが後にシィーマとなって表に出たのがこのカメラです(Special thanks for Mr. Igarashi)。 |
第9回「REスーパー〜スーパーDM用ファインダースクリーンの話」 トプコンRE系のカメラには全部で9種のファインファースクリーンが用意されていました。プリモフレックスを開発していた50年代に「トーコーブライト」という明るいファインダーを確立していた東京光学が、満を持してREスーパーと共に世に送り出したファインダー各種について、その全てをご紹介致します。 |
第10回「トプコンカメラの相場価格の話」 トプコンのカメラは比較的高値安定の感がありましたが、レンズシャッター機やR系の価格はさほど高くはありません。もちろん、ニコンやキヤノンのように大量に生産された訳ではないし、他の中堅メーカー製のモデルに比べてボディもレンズもしっかりしているので、やはり格安の感は薄いでしょう。今回は現在のトプコンカメラの中古価格相場を私なりにまとめてみました('05年現在)。 |
第11回「レオタックスとトプコールの話」 戦後すぐに生産されたレオタックス・スペシャル以来、昭和光学(後のレオタックスカメラ)と東京光学の関係は、59年のレオタックスの倒産まで続きます。厳密に言うと、レオタックスの倒産後に写真用品卸商社の六和から発売されたレオタックスGまでトプコールレンズは供給されるのですが、途中、レオタックスが細かくモデルチェンジを繰り返しましたので、どのモデルにどのタイプのトプコールが付いていたのか分かりづらくなっています。今回はここをはっきりさせるべく、表を作ってみました。 |
第12回「一眼レフ用トプコール標準レンズの話」 トプコンの一眼レフには、PR / PRII / ウィンクミラー / ウィンクミラーEのレンズシャッター4機種を除き、ほとんどの機種がレンズ交換式になっています。それにはエキザクタマウントとそれから発展したREマウントのトプコール各種の他に、レンズシャッター機のUVマウントを用いるUVトプコールや、それを受け継ぐHIトプコールのシリーズがあります。最終期にはペンタックスのKマウントを用い、AMマウントと呼んでいたAMトプコールも見られます。今回はこれらについて画像入りで細かくチェックしてみました。 |
第13回「REオート・トプコール500mm F5.6の話」 一眼レフ用トプコールレンズは、トプコンRの時代から世界初のサンニッパや、REスーパー完成時には、これまた世界初のレトロフォーカス式超広角レンズのREオート・トプコール25mmを発売していましたが、意外と超望遠レンズの構成は遅れまして、長らくRトプコール300mm(F2.8と5.6)止まりでした。60年代半ば以降、積極的にシステムの充実が図られた結果、ようやく本格的な超望遠レンズである500mmが発売されましたが、高い評価を受けていたこの優秀なレンズについて色々まとめてみました。 |
第14回「プリモJRの使い方の話」 プリモJRは127フィルムを用いる4x4判の二眼レフカメラで、東京光学の二眼レフとしては最後のモデルでしたが、120フィルムのようにスタートマークがプリントされておらず、一コマ目まで赤窓を使って合わせる方式を使わざるを得ませんでした。そのため、少々煩雑になるフィルム装填方法や各部の使い方をまとめてみました。なお、03年に今はなき「四四倶楽部」サイトに寄稿したものを一新して、画像も新しいものに換えて、文章も大幅に見直して肉付けして、より分かりやすく仕上げておきました。 |
第15回「トプコンRシリーズの全て」 57年に国産ペンタプリズム搭載の一眼レフカメラとしては3番目にデビューしたトプコンRは、ペンタプリズム+クイックリターンと同時に自動プリセット絞りを備えたカメラとしては最も早いモデルになりました。しかし、まだまだ一眼レフの黎明期のモデルだけに、この後多くのメーカーがこの市場に参入し、日本の一眼レフカメラが一気に発展して行った時期です。そんな中でのもまれていたRシリーズの各機種と、交換レンズの全てをここにまとめてみたいと思います。 |