TOPCON CLUB (トプコンクラブ)

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トプコールのページ 7
 TOPCOR LENSES No.7

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TOPCON CLUB INDEX

レンズシャッター式一眼レフ用交換レンズ
Lenses for Lens Shutter SLR

PRシリーズ用コンバージョンレンズ
CONVERSION LENS FOR PR/PR II

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 左側のPRに装着されているのはTOPCOR AUX.WIDE-ANGLE LENSで、これを固定マウントの標準レンズのフィルター用ネジに取り付けることにより3.7cmレンズとして用いられるようになる。
 これに対し、右のデコンSRに付いている方はTOPCOR AUX.TELEPHOTO LENSで、焦点距離は9.4cmとなる。どちらもいかにも後から取って付けたようなデザインで、決して格好の良いものではないが、PRに取り付けると妙にバランスがとれていて、いかにも廉価版のレンズシャッター機という感じに加えて、往年の大衆機でありながら高性能なカメラといった気がしてくるから不思議なものである。
 広角コンバージョンレンズはニ群四枚構成で、とてもシンプルな作りである。焦点距離は3.7cmであると述べたが、変換後の倍率は0.7倍、明るさはf4になり、中途半端な焦点距離ながらしっかりと広角レンズとしての役割を果たしてくれる。
 望遠コンバージョンレンズは四群五枚構成で、大きなレンズの使われた迫力ある姿である。変換倍率は1.9倍で、9.4cmの焦点距離となる。明るさは広角コンバージョンレンズと同様に、やはりf4になる。
 ちなみにPR IIの頃には小変更された、外観がうりふたつの8.5cmバージョンが存在する。それが3段目の写真の左側で、鏡胴はもちろんのこと、レンズ側から見てもあまり違いは感じられないのは妙なところである。
 一番下のコンバージョンレンズは、60年頃にアメリカで発売されたデジュア・デコンSR用の“最後のシムラー”である。結局は前記のTOPCOR AUX.WIDE-ANGLE LENS 3.7cmと何ら変わりはないが、ネーミングはどう言う訳かトプコールを用いず、シムラーを使っている。このレンズ以外でシムラーネームのレンズが使われたのは、55年初頭のレオタックス用のシムラー5cm f1.5/f3.5が最後であるから、しばしの空白の後に突然こっそりと復活し、すぐに消え去ったことになる。いずれにせよ、このレンズの後に「シムラー」は作られていない。
 ところで、その写りであるが、正直言ってあまり高性能なものではないようだ。私がモノクロフィルムで確認した結果、広角・望遠とも周辺光量の低下が認められる。また、当時のガラスの材質のためか、曇りを生じたものも多く、こうしたレンズはほとんど使い物にならないようだ。ソフトレンズとしてあえて使用してみるのは面白いかもしれない。
Left-hand side the TOPCON PR are equipped TOPCOR AUX.WIDE-ANGLE LENS. Thereby, it is used as 37mm. On the other Right-hand, the direction attached to the DEKON SR is TOPCOR AUX.TELEPHOTO LENS, and a focal length is set to 95mm. A wide angle conversion lens is 4 lenses 2 groups composition, and is very simple structure.Although it said that a focal length is 37mm, it is increased 0.7 times by the magnification after conversion, brightness is set to f4, and a role of a wide-angle lens is firmly given sure enough with a halfway focal length. The tele conversion lens is 4 group 5 lenses composition, and is the powerful figure for which the big lens was used. It is 1.9 times the conversion magnification of this, and brightness is f4 too. The image of under is "the last Simlar lens". This is the lens for DeJUR DEKON SR.

ウィンクミラーシリーズ用コンバージョンレンズ
CONVERSION LENS FOR WINK MIRROR

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 左はTOPCOR AUX.TELEPHOTO LENS。右は同WIDE-ANGLE LENS。両方ともf4以下の絞りでは用いないよう注意書きにあるが、明るさそのものには変化がない。
 テレは80mm相当で4群6枚構成、ワイドは35mm相当で2群4枚構成をとる。
 それにしてもウィンクミラーにテレレンズを付けた有様は、まるで小娘がトロンボーンでも吹いているかのようである。さらにこれより口径の大きいフードを装着すると、トロンボーンがチューバに化ける。正面から見るとカメラが隠れてしまいそうだ。
 画質は意外にもしっかりとしていて、中心部はほとんど文句ナシである。周辺部は広角のものはさすがに流れが見られるものの、充分実用に耐えるレンズである。
 前述したが、これらのレンズも上記PR用と変わらず明るさはf4になり、説明書にはそれ以上絞りを開いて使わないようにと、注意書きが見られる。ただし、元のレンズがPRではf2.8であったものが、ウィンクミラーではf2に向上している点で異なる。
 一番下のものはTOKO名の使われたもので、トプコンのレンズシャッター式一眼レフ用コンバージョンレンズは1959年のPR以降に生産されたので、既にTOPCOR名が使われていたが(デコンSR用のSimlar名のものは除く)、このセットだけがまるでトプコン35Aの前期より前に戻ったかのようなネーミングになっている。しかし、古いTOKO名なのに焦点距離はcm表記ではなくて新しいmm表記になっており、しかも焦点距離もこれまでと異なり、テレ側は65mmとなっている。ネジ径は49mmなので、ウィンクミラー/ウィンクミラーE頃のものであるが、それらのカタログには先に紹介した35mmと80mmのみが記載され、このセットは載っていない。形式番号はそれぞれ121と122で、それから調べた結果、ウィンクミラーEの頃に少数だけ生産されたものだと判明した。前述の通り、カタログには従来のトプコール35mmと80mmがあったので、このトーコー35mmと65mmは多分後になって廉価版として少し発売した後、すぐに全群交換式のウィンクミラーSになってお役御免になったものと思われる。
 35mmは2群2枚構成の単純なもので、それまでのものと比べて大分軽くなっている。65mmも3群3枚で、80mmに比べて小口径で大変軽い。リヤキャップはそれまでの金属製のねじ込み式からポリのものにコストダウンされている。
The left is TOPCOR AUX.TELEPHOTO LENS. The right is WIDE-ANGLE LENS. It is careful of both lenses, not to use the diaphragm more than f4 . The tele lens is 80mm, and it is 4 group 6 lenses composition. The wide lens is 35mm, and it is 2 group 4 lenses composition. It seems that the figure which attached the tele lens to the Winkmirror is like the small daughter plays the trombone. Furthermore, wearing of the hood with a larger caliber than this changes a trombone to a tuba. If you see from the front, a camera is likely to hide. Quality of image of the central part is very sharp. Although a circumference part is not so good, it is the lens which is equal to practical use enough.

UVトプコール28mm & 35mm
UV TOPCOR 28mm & 35mm
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 左がUVトプコール28mm f4、右が同35mm f3.5である。絞りリングはカメラ側にあるので設けられていない。ウィンクミラーSの頃にUVトプコール35mm f3.5が作られたが、28mmはユニレックスの頃に現れ、このレンズをもってシステムが完成することになった。35mmの作りは安っぽいが、かえってそのため軽量に作られており、使い勝手は悪くない。28mmの方は最後に登場したものだけに、作りは非常に良い。描写も鮮明で、値段の割に性能は高い。ただし、暗いのが難点だが、こればかりは口径の極端に小さいUVマウントでは致し方なかろう。レンズフードは両者ともねじ込み式だが、面白いことにヘリコイドリングの先端に取り付けるようになっている。フードに指が掛かっていても一緒に回転するので不都合は生じない。

UVトプコール100mm & 135mm
UV TOPCOR 100mm & 135mm
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 左からUVトプコール100mm、同135mm旧・新の順。開放値は35mm以外はいずれもf4で共通。UVトプコール100mmはウィンクミラーSの発売と共に売りに出されたレンズで、135mmの方はユニの発売に合わせてデビューした。後に口径を小さくして軽く仕上げた後期型が登場したが、これには引き出し式のフードも内蔵されるようになった。
 100mmは35mmと同じような距離目盛りをプリントした薄いアルミ板を巻きつけた安っぽい作りのレンズであるが、性能は良好で、なかなかシャープである。135mmは後期のもの方が切れ味が鋭い描写を見せる。全体的に線が太くコントラストの強い印象である。

UVトプコール200mm
UV TOPCOR 200mm
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 こちらはUVトプコール200mmで、やはり開放値はf4である。UVマウントを使用する限り、長めの望遠レンズでf4を維持するのは非常に困難なことである。このレンズも設計に苦しんだのだろう、前玉は非常に大きくなっている。同じレンズシャッター機のコーワSETR用の200mmは、このレンズよりももう2回りは大きいかと言うほどである。
 描写はやはり非常に線の太い感じのもの。力強さは文句なしであるが、繊細な感覚はない。ボケもそう汚くはないものの、決してきれいなものではなく、若干絞り込むとやや2線ボケの傾向が見られる。ただし、そう気になるレベルではない。
 なお、85-200mm f5.6というズームレンズも試作されたが、日の目を見ることはなかったが、マウント口径が極端に狭いレンズシャッター機において、これ位充実した交換レンズがあれば文句はあるまい。
The top image, the left is UV TOPCOR 28mm f4, and the right is UV TOPCOR 35mm f3.5. The middle image, from left side is UV TOPCOR 100mm f4 lens, UV TOPCOR 135mm f4 first type, and 135mm f3.5 later virsion. The open value of the diaphragm is common to f4 except 35mm. Only 35mm is f3.5. Since an aperture ring is in a camera body, it is not prepared in a lens. It was not produced although 85 - 200mm f5.6 zoom lens was also made as an experiment. 35mm and 100mm were sold with sale of the Winkmirror S. 200mm and 135mm lenses come out at the time of the UNI, the 28mm lens was put on the market when the Unirex was sold, and UV system was completed. Although the structure is cheap, it is made on the contrary lightweight, and is not user-unfriendly. It is the unusual thing of 28mm - 100mm lenses have screw type lens hoods those its are attaching in focusing rings directly. 135mm and 200mm lenses are equipped with the drawer type hood. The 135mm old model is simple - it has a coverd type lens hood.

UVトプコール28mm白鏡胴
UV TOPCOR 28mm Chrome Finished
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 UVトプコールには、ユニレックス時代の50mm f2以外白鏡胴のレンズは存在しないものと思っていた。しかし、ここでご紹介するレンズはれっきとしたUVトプコール28mmの白バージョンである。初め、50mmのヘリコイドリング回りをどうにか加工して取り付けたまがい物かと思ったが、手にして見るとびっくり。全く黒いリングの28mmと同じデザインであり、どこも違和感がない。鏡胴には「PASSED」の文字の入ったシールが貼りついたままである。当然50mmとはリングが異なり、正真証明のオリジナルであった。以前から、フードは白なのにリングが黒いので、アンバランスだと思っていたが、しっかりと白レンズも作っていたのである。ただし、カタログに載っていないレンズである。その作りから考えると、他のUVトプコールには白レンズの存在はありえない。なぜなら、他のUVトプコール名の交換レンズはウィンクミラーSやユニの時代のデザインでのままIC-1の時代まで売られていたからである。
This lens is the UV TOPCOR 28mm f4. I thought that silver version does not exist in the interchangeable lens of UV TOPCOR. However, this lens is original silver version. This was not published to the catalog of Topcon.

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