1.談合坂を過ぎてトンネル渋滞 |
6月2日、我々web上の仲間が一堂に会すべく、山梨は韮崎の北にある前山大明神林道内にある「ふ〜みんランド」を目指して中央道をひた走る。談合坂PA待ち合わせ組は、ふ〜みん・信濃男爵氏及びわたくしトプコンばかの三人。それにしても甲府の辺りの高速は眠かったなあ〜。 | 2.前山大明神線で笑遊師匠と遭遇 |
林道に到着してからはまずバイクで周辺を探索。この道はかなり複雑で、支線が縦横無尽に延びている。完抜のものも多く、全てをくまなく走れば結構な距離を楽しめそうだ。本線の大明神線はせいぜい6km程度の道であるが、途中から分かれる前山大明神線もそのくらいの長さがあるので、主要な道を走るだけでもそれなりに楽しめる。途中朝8時に到着して既に茅ヶ岳を登ってきた(!)という、笑遊師匠とお会いした。 | 3.夕方のふ〜みんランド |
ある程度走って明野の温泉施設で昼食をとり、夕食の食材を買いに行くが、考えてみるとほとんど買うべきものはなし。とりあえず紙コップや皿などを買って山に戻るが、野営地で信濃さんがシートを敷いてくれたところで横になっていたら、いつの間にか眠ってしまった。その間ふ〜みんはコツコツと薪を集めてくれていた。気が付いて起きてみると、笑遊さんもいらしていて、作業に取りかかっていた。 |
4.大宴会 |
その後nabekunさん、山男さんと現れ、大トリのkenkenさんがいらっしゃったのは6時頃。その後の盛り上がりようは何と表現したら良いのやら、全くweb上の皆さんとは思えない程の「イェ〜イ!」「ウォ〜!」といったノリで、実に楽しかった。ほとんどお酒の飲めない僕も、この雰囲気に酔ってしまい、何だか結構ハイになっていた。でも、一体あれだけのお酒はどこから涌き出てきたのだろうか? 近くに酒の泉でもあったのだろうか。 | 5.ふにゃらかナス |
それにしても皆さんの林道情報の豊富さには心底驚かされた。僕はどちらかというと完抜ロングダートを中心に走り回って来たため、最近できた道や細かなピストン林道に対する知識はあまりなかったので、正直言って話題に付いて行くのがやっとだった。僕が精力的に林道を走り回っていた頃は、神奈川県内ですら20km級の林道がゴロゴロとあったので、ダートを求めるのには何の苦労もなかったし、ゲートもそれほど多くもなかった(さらにあったとしても鍵がかけられていなかった)。話を聞いているうちに、ほんの数キロのダートが貴重なものとなりつつある現在を思い知らされて、20年前の林道がたまらなく懐かしく思えるようになった。 | 6.ザ・ホラーマン |
さて、再び宴に話を戻すが、今回僕も家から焼肉をかっぱらって持参したが、nabekunさんの周到な準備と手際の良さには参った。椅子をたくさん用意して、テーブルや七輪、網や皿、そしてさまざまな食材と、まったくもっておんぶにだっこだった。特に上の写真に写っているアルミホイルに包んで焼いた「ふにゃらかナス」はうまかった。nabekunさんお勧めのキャンプ料理で、実際あれならいくつでも食べられそうだった。本当に今回はnabekunさんには感謝感謝、また感謝である。 笑遊師匠の鍋も秀逸で、僕もぺろりと平らげてしまった。朝8時に現地入りし、我々が到着した時には既にいっちょう登山をしてきたという、そのパワーはどこから涌き出てくるのだろうか。 |
7.ハイテンションズ |
「ザ・ホラーマン」山男さんの林道ホラー話も面白かった。特に印象に残っておるのは、キンチョールの裏面のような円い物体が浮遊している話で、まさかこれがkenkenさんの撮った今回の写真に写っているとは思いもよらなかった(笑)。コップ一杯の酒で真っ赤になりながら、クジラのように飲んでいた山男さんのやんわりとした(こんにゃくのような、とも言える)雰囲気もとってもほほえましかった。 | 一番驚いたのは初めてお会いしたkenkenさんのお姿! web上で出来上がっていた僕の「サラリーマンkenken」像とは似ても似つかないkenkenさんがそこにはいた。全然堅苦しくなく、とても初めてお会いしたとは思えない気さくな方だった。しかし、考えていることは真面目で、ホームページにおける問題点を真剣に考えていらっしゃるようだ。今年は静岡に的を絞って精力的に林道を調査するとのこと。楽しみである。 |
信濃男爵さんのノリの良さも凄かった。体格と比例して飲む量も凄かったようだが、それでも結構しっかりとしていた。これ以上の楽しみはないといった感じで表情が緩みっぱなしであったが、それは上の写真でもお分かりであろう。実に楽しそうだ。林道情報も並大抵のレベルではなく、その行動範囲の広さには恐れ入る。 今回の主宰となって頂いたふ〜みんことふみ坊さんの働きっぷりには本当に頭が下がる。宴の準備から後始末まで、誰に頼まれるでもなく、コツコツと自分から進んでこなしていたが、かなり大変だったようだ。まあ、念願の?キジ撃ちも果たされたようで、一通りの野営の儀式はこなすことができて、ある意味で幸せだったことだろう。 |
8.ふ〜みん「ウシシ」の図 |
9.料理人nabekun |
10.「紳士」kenken |
11.コキタナイズボン |
12.一つ目さん合流 |
13.信濃氏とDT50←ウソ |
14.おなかにはお酒が… |
15.アタックおじさん |
さて、宴は深夜12時過ぎをもってお開きとなり、各自テントや車内にもぐり込んだのであるが、皆睡眠不足のためか、すぐに「ウゴー…、ピー…」という音がどこからともなく聞こえてきた。午前中に現地に到着した時は、カエルの鳴き声らしき音が凄まじかったものの、3時に戻って来た時にはその音もせず、不思議に思っていたのだが、深夜にそれに匹敵する音が山々にこだまするとは予想だにしなかった(←ちょっとおおげさ)。 朝、寝袋の足元がちょっと寒いなと思って起きてみると、大方の人たちはもう起きていらっしゃった。見ると焚き火の後始末もすっかり分からない状態にまでされており、「う〜む、さすがはふ〜みん。野営のスペシャリストだ!」とつくづく感心してしまった。その後、nabekunさんのコーヒーを頂いたが、これがまたうまかった。僕はUCCオリジナル(缶コーヒー)が大好きなのであるが、これはとても甘くてミルクたっぷりである。この時落としてくれたコーヒーはブラック。そこで信濃さんご持参の砂糖とミルクのお世話になるのであるが、実際なぜミルクと砂糖を持ってくる人とコーヒーを持ってくる人がばらばらなのか、不思議に思えた。だって何の打ち合わせもしていないんだもんね。まさにドンピシャといった感じで、僕はいい目をみせてもらったことになる。有り難うございました。 しばらくしてから一つ目WRさんが合流し、記念写真とあいなったが、それが上の6枚と下のパノラマ(もどき)の写真である。kenkenさんはまだ酒が残っているとおっしゃっていたが、下の写真ではそれらしきところが感じられて何だかおかしい。この文章を書いていながら、あの時のことが思い出されて、頬が緩んでくるのが自分で分かる。 |
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16.フミヴァーサルスタジオ大明神の八人の役者さん |
この後、信濃男爵さんは松本方面に向かわれ、東豊御林林道周辺をくまなく調査されたようだ。kenkenさんはそのまま帰宅。僕・一つ目さん・ふ〜みんは小武川林道方面でひとっ走りする予定であるが、その前にヒルクライムの現場でも見に行こうということになった。 しかし、考えてみると不思議なもので、普段全くお会いすることのないweb仲間がこうして一堂に会して、なおかつ初めて会った気がしないのである。一体この感覚はどこから生まれてくるものなのか? よくweb上では自分の名が表れないのでひどいことを書く人がいるが、ここの皆さんにはそれは全く無縁の世界である。 |
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17.ヒルクライムの現場へ |
ふ〜みん&一つ目さんを先頭にnabekunさん、山男さんと続いて走る。この台数だと路面が乾燥していたため、かなり埃が舞い上がる。 現場ではかなりのつるつる路面のためバイクでも無理だろうと思われたが、何と笑遊師匠がアタック! やはり10m程でスタックするものの、充分ギャラリーを魅了してくれた。写真にははっきり現れないが、かなりの勾配だったので、いきなりアタックし始めた時には「おお〜、やったよ〜!」という感じだった。 |
18.アタックおじさん、やっちゃった! |
19.この後しばらくぐっしょり |
20.こちらは上手に回避 |
ヒルクライム現場で山男さん、笑遊さんと分かれて、残った我々バイク組とnabekunさんで小武川林道を目指す。林道に到着してからバイク組は奥のドンドコ沢まで走り、nabekunnさんとは青木鉱泉で待ち合わせをして、皆で昼食を取ることにした。 左の写真は調子に乗ってズボンをぐしょぐしょにするふ〜みんと、それを回避する一つ目さん。実はこの後僕もビッチャリであった(^。^)v |
昼食後、nabekunさんは鈴蘭林道から御庵沢小武川林道を走られたようだが、僕らは小字沢林道を走ることにした。しかし、ここはもう残り5km程度の命であった。鈴蘭林道の方は完全に死亡。空しいものである。ただし、御庵沢小武川林道は未舗装のままで、しっかり楽しめたのはせめてもの救いであった。我々は御庵沢を下るが、下りの好きな僕はちょっと調子に乗って飛ばしてしまい、出口では右手が痛かった。何しろ僕の愛車はぐい〜っと握らないと止まらないので。 ちょっと走っていると何だか前が埃っぽくなってきた。さては先ほど林道に入っていったDR400?の人の巻き上げた埃のようだ。では少しいってみるかと思ってそのままアクセルを回していたが、埃はあるもののなかなか追いつかない。あの人も結構飛ばしていたようだ。結局追いついたのは出口から2・3km手前の地点。するとこちらのやかましい排気音に気付いたのか、わざわざ道を譲って下さった。決して追い抜くつもりはなかったのだが、ちょっと悪いことをしてしまったようだ。道を譲ってもらってしまってはなおさらのんびりとは走れないので、またまたアクセルを回す羽目になってしまった(笑)。それにしてもこの人の姿はビシッとしていて格好良かった。ジャケットからブーツまで、実に決まっていた。それに比べてこちらといったら半そでシャツにGパン。これじゃ林道スペシャリストに怒られちゃいそうである。 |
21.御庵沢出口の一つ目さん |
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23.デルピス号らしきナゾの物体X |
一旦下に出て再び小武川に戻った我々は、一つ目さんが給油の間トラックを置いておいたところで待っていた。すると良く見るとamiさん御用達のデルピス号らしきものを発見。でも、何かちょっと違うようだ。一体これは何に使うものなのだろうか。それにしても林道には不思議な乗り物がよくコロがっているものだ。といっても、僕が去年馬曲鳥甲林道で発見したヘリコプターの衝撃には及ばないが。 | 24.郷愁のふ〜みん |
睡眠不足で疲れ果てたふ〜みんは、もうテンパる寸前のように見えたが、それでも「これからどうします?」「そちらにお任せします」といった感じで、僕らに合わせてくれようとしていた。何から何まで献身的なお人よしである。でも、やはりその疲労ぶりが良く分かったので、とりあえず河原に下りてちょっと遊んで帰ることにした。といっても、僕自身充分走らせてもらったので、もうかなり満足していたが。一つ目さんにしても朝から走り通しなので、もう充分満足していたことだろう。 | 25.ラブリーツーショット |
帰りの中央道では、トラックの後ろを自走していたふ〜みんが双葉SAに入ってしまった。談合坂で入る予定だったので、おやおや?と思っていたら、どうもバイクの調子がおかしかったようである。渋滞路をのろのろ走っていた我々を抜かすこともなく、どうしたんだろうと思って予定通りに談合坂SAに入って待っていたが、しばらくしてようやくやって来た。バイクを見るとオイルがかなり減っているらしく、確認用の窓からはオイルが全く見えなかったが、たまたま僕のトラックにバイク用の4stオイルがあったので、それを注ぎこんでとりあえず事無きを得た。 |
しかし、その後の渋滞はひどかった。それに比べて相模湖からの下の道は空いていた。ほんの2時間程しか寝ていない一つ目さんはやはりかなり疲れがきていたので、無理に起きているような感じであった。ここは無理せずゆっくりお休み頂いて、車内のテレビを一人楽しみつつ横浜に向かった。最終的に帰宅したのは夜の11時半。思いの他到着が遅れてしまったが、この充実感は何ものにも代えられないだろう。是非ともまた皆さんで野営OFFを行いたいものである。 |