ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
林道ツーリング48〜秋のつるりんころりんツーリング

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いやぁ〜爽快!(お日様もポカポカ)

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 今年も10月体育の日の3連休を利用し、9日と10日の2日間、YMP恒例の秋の信州北部ツーリングを行いました。例年この時期は北志賀方面になることが多いのですが、今年は仲間のT口宴会部長さんの親類の方が白馬方面のホテルに関わっているとのことで、今回はそちらに宿泊することになり、走るところもホテルをベースに小谷村方面中心になりました。
 前日の天気予報は、なんと土日にかけて雨…。太平洋側は大雨になるとのことでしたが、我々の目指すところは北信と言ってももう新潟に近いところ。一縷の望みをかけて翌日の早朝に備えて早寝しますが、金曜日はカンカン照りで強い日差しを浴びたマンションにこもった熱が天然暖房状態で、窓全開にしてもじんわり暑い感じ。仕方ないのでエアコンのスイッチを入れる始末。10月に入っても冷房を使うとは思いもかけませんでしたが、ホントにこのところの気象はおかしいですね。
 それはともかく、朝4時半頃起床したワテは、軽く準備を済ませて5時45分頃に信州に向かって出発。待ち合わせ場所は高山村YOU游ランド駐車場です。自分はいつも通り相模湖経由で中央道&長野道を利用すべく、厚木から国道412号に入る道を進みます。前日の天気予報は午後から弱雨となっていましたが、早朝に出た時からポツリときていましたんで、ますます不安になりますが、表丹沢では路面はしっかりウェット。中央道に入ってしばらくすると普通に雨です。「う〜む、今日の林道は無理かな、やっぱ…」と落胆に近い気分になりますが、翌日まで雨ですと何のために長距離を走って行くのか分からなくなります。

ヲイヲイ、バッタくん…
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 YOU游ランドへは約束の時間の10:30きっかりに到着。既にサニトラのF見くんが来て車内で寝ていましたが、未明の2時過ぎに茅ヶ崎を出て、下道でここまで来たんだそうで、気合入ってます。長野市内在住のいっつあんは軽く自走で到着。そのうちコムさん兄&F田社長の乗るハイエースも到着し、挨拶もそこそこに微妙な天気の中、レインウェアを着てまずは近くの湯沢林道&山田入林道を走ることになり、バイクを下ろします。自分は春のツーリングの後で駆動系からキャブまで、分解&新品パーツに交換して好調を取り戻した(はずの)KLXバッタくんを持ち出しました。
 何の不安もなくキックを踏み込むと、エンジンは一発でかかり、「よーし!」と思ったのも束の間、アクセルを吹かすとミスファイアして、ガバッと開くと「モモモ〜プスッ」となります。しかも燃料コックを開けておくとオーバーフローしてガスが垂れ流し。横浜では一切そんなことなく走れたので、「え゛え゛〜、ナンでぇ〜!」と冷や汗ダラダラ。アイドリングは問題ないので、とりあえず暖機してみますが、やっぱダメ。さすがにコレは萎えますが、どうにも仕方ないのでプラグを交換してみるものの、症状は変わりません。せっかくの林道を前にして、時間が遅くなると天気も悪化して皆さんに迷惑がかかるので、とにかく1人ここに残ってできる範囲で直すことにして、他の皆さんには走ってきてもらいました。その時の詳細はいっつあんのHPのレポ参照。
 さて、KLXのキャブを開けて中を見ると、GW中の整備で新品に取り換えたメインジェットがもう青くなっています。でも、穴はちゃんと空いていますから、ガスが通らないことはないようです。オーバーフローはタイコのツメをわずかに曲げることで一応止まりました。細いドライバーがないので、スロージェットを確認できませんが、アイドリングや低回転時は問題ないので、ここはちゃんと穴が通っている証拠です。持参したのはCRC556とチェーンルブだけですから、ほとんど何もできませんが、これで掃除だけ軽くやってキャブを再組します。で、エンジンをかけて走り出すと「モモモ〜プスプス…」。ちっとも変わってません。またオーバーフローし始めますし、ここではどうにもならんので、さっさと荷台に積んで皆さんの帰りを待ちつつ、カーナビに付いたワンセグ放送で「なんでも鑑定団」を見て時間を潰していました(笑。
 皆がずぶ濡れになりながら戻ってきたのは3時頃。湯沢林道は工事のために走れず、手前にあった支線を往復し、山田入林道を下から走って登って一周してきたとのこと。F見くんの絶好調ハスラーが支線でズザーをやらかし、サイドカバーのエンブレムをどこかに落としてきたそうですが、ウィンカーもその他も傷んでいなくて何よりでした。
 皆さんはここから白馬方面に向かいますが、ワテはいっつあんのXLRをこちらのトランポに積んで、旧豊田村のおっちゃんのところへ行ってバイクを見てもらうことに。おっちゃんは「
モトショップ・ユタカ」と言う修理屋さんをやっていて、かつて一緒にツーリングしたり、ワテのKTコンペ仕様を作ってもらったりしましたんで、忙しい中、わざわざ見てくれることになりました。症状ははっきり分かりませんでしたが、キャブクリーナーを使って汚れを徹底的に落とし、フロートバルブ周辺も分解してみると、このバルブの奥のOリングがヘタっているようです。さすがにワテが家でやった時に、そこまで交換してませんでしたから分かりませんでしたが、どうもここが劣化して閉まり切らず、ガスがダダ漏れになっていたのが一番の原因のようです。CDIのアースも怪しいので、そこはいっつあんが念のため接点を磨いてくれました。そしてエンジンに火を入れるとしっかりかかりますが、静かな集落の中の一軒なので、あまりアクセルは開けられません。トルクがかかった時にどうなるか分かりませんが、このまま翌日に備えるしかないです。何はともあれおっちゃんには感謝感謝です。
 もう暗くなった道をいっつあんともども白馬に向かいますが、既に結構な雨になっていて、暗い道での対向車のランプでカーブが非常に見辛くなってます。でも、急いで行かないと夕食に間に合わないので、それなりのペースで走りますが、目的地のホテル名はカーナビに出てきません。裏のスキー場が目安ですから、その看板を探します。国道19号を左折して山間のつづら折れを真っ暗な中進みますが、ホテルの看板はほとんどなく、「ホント、ここでイイのかね」と不安になりますが、スキー場の看板はあります。しばらく走ると突然前が大きく開け、だだっ広い駐車場ともの凄く大きなホテルが正面に見えます。駐車場には車がいっぱいで、T口宴会部長の親類筋の方が関わるホテルとしか聞いていなかったのですが、とにかくそのとてつもない規模に、また「ココじゃないんじゃないの?」(笑。半信半疑でコムさんらのトランポを探すと、程なく見付かりました。それにしても立派なホテルでびっくりでしたが、T口さんの計らいで飲み放題券までもらって一泊7100円ポッキリでしたから、有り難いことこの上なし。早速バイキングで腹を満たして温泉で疲れを落とし、快適な部屋でゆっくり寝ます。
 翌10日朝は雨が上がり、空も段々雲が薄くなっています。食事中には青空すらかすかに出てきて、当初ゆっくりチェックアウトの予定でしたが、9時にはバイクを下ろして気分が高まります。午前中は裏のスキー場を管理する道を走っても良いと言うことだったので、そこを走りることにしました。今回はビデオ撮影をたっぷりする予定でしたが、前日に何もできなかったので、ここで稼いでやろうと気合も入ってきます。

低い雲はどんどん薄くなってます
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バッタくんも今日はルンルン
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 このゲレンデの管理のための道ですが、結構道が荒れている上、傾斜がそこそこあってとても面白い道でした。かなりタイトなつづら折れが続くことが多く、車は大変だろうと思っていたら、前日の雨でCL72で来られなかったT口宴会部長はダイハツ・シャレード4WDでやってきて、ガンガン走り登っています。
 数Km走って、最初のゲレンデの頂上で一休みしますが、思いの他気温も低くなく、かえって暑い位です。高いところからの展望も抜群で、白馬の街並みが谷沿いにずっと南の方まで見渡せます。
 KLXの調子もずっと昔に戻って元気バリバリ。Rスプロケットもオリジナルの歯数のものを付けましたから、登りでもちゃんとぐんぐん進んでくれます。
 我がバッタくんも本調子に戻ってくれて、当たり前のことに喜んじゃいましたが、考えてみるとさすがに30年も経ったバイクですから、メインジェットの付け根のOリングの劣化だけでなく、フロートバルブのOリングも逝ってるのは当然ですね。春にはそこまで考えていませんでしたが、やる時はできる限り分解してみることを教訓にしないといけませんね。
 さて、一休みして下のほうに戻り、途中の分岐を今度は反対に折れて、別のゲレンデの頂上に向かいます。ここは一層展望が良く、ハングライダーの飛び立つ場所にもなっているようです。その上、晴れ間もどんどん広がり、日差しも強くなってきて、「コレがホントに10月か?」と言う塩梅。一昨日エアコンを付けて寝て、昨日の朝は寒くて車のヒーターを入れて走りましたが、白馬の山で半袖シャツになるとは、やはりこのもの凄い気温の差は変ですねぇ。F田社長はジャケットを脱いでTシャツ一枚になっていましたが、マジでそれくらいが心地良い涼しさと言う感じでした。

いやぁ、暑いねぇ
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さーてゲレンデを下ろうか!
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  ゲレンデの上でおっさん軍団はしばしの休憩。やる気満々のF見くんはゲレンデを下って行き、いっつあんも後を追います。しかし、しばらくたってもなかなか戻ってきませんが、かすかに排気音が聞こえるので放っておいて、上でのんびりしていたワテは、一服したり写真を撮ったりしてましたが、それにしてもどこへ行ったのかサッパリ分かりません。そのうちいっつあんらのエンジン音も消えて、心配になったので、ワテも行ってみることにしましたが、コレが失敗の元でした(笑。
 このゲレンデは、当然ですがバイクで走るには結構な傾斜な上、使われていない今の時期は表面が荒れてます。でも、時期になるといつも踏み固められている訳ですから、使用頻度の高い固い土の道質をでこぼこさせた感じ。さらに朝までの雨のおかげで滑りやすいったらありゃしない。10mも下ったところで「コレはかなりマズいぞ」と思ったのも束の間、フロントタイヤの山がヤバイ状態のためエンブレを効かせて下っていると、リヤのグリップが失われ、大きく前に出てきて、フロントも滑り出してバイクは山側に倒れた後、勢いで谷側にボテッ。ワテはジャンプして両足で着地に成功するものの、勢いで止まれず数歩走り下ってズザー。尻がドロだらけ(笑。

この後、疲労の種に
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 事故の時もそうですが、その瞬間のことって、くっきり覚えているもんですね〜(^∇^)。ま、ゆっくりと下っている時だったのでバイクの損害はゼロで、ワテも全く怪我もしてませんから問題無しなのですが、どうも先に行っていたいっつあんとF見くんが戻るに戻れなくなって、下から手でペケマークで知らせていたようです。ビールっ腹のおっさんのような大きさのコブがあちこちにあって、それが湿ってやたら滑る上に雪解け水や雨水の流れた跡の溝だらけのような荒れ路面を注視していたので、さすがに下の方は見てませんでした(笑。
 問題はここをどう上がって戻るかですが、F見くんは元気バリバリのハスラーで3回チャレンジしてダメ。タイヤが簡単に濡れた土をほじって空転しちゃいます。いっつあんがチャレンジして一番上に近いところでやはりやばくなりつつも、さすがはトライアル上がりのテクニックで無事クリア。F見くんは後一歩のところでスタック。皆でバイクを押し上げて事なきを得ましたが、斜面で倒れているバッタくんはバイクを起こすのも大変。何とか皆に手伝ってもらい、バイクを上に戻してもらいますが、皆さん汗だくだく&息はぁはぁ。やはりそう高い標高でなくとも1200mはありますし、皆おっさんですから息切れは早いですね。写真のF田社長の汗の具合で、どんだけ暑かったか分かりますでしょ(笑。

ハスラー軍団結成?
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 こちらはコムさん。今回はDTではなくハスラー3型での登場。考えてみると、コムさんはバイソン、ビッグホーン、RT-1、DT-1でこれまで来ていましたから、スズキに乗って皆で走るのは初めてかな。とにかくきれいに仕上げられていて、いつもながらその整備&レストアの腕前には驚かされます。
 ハスラーはF見君の乗る5型からフロントが21インチになりますが、抜け番の4型がないから、3型までが19インチになります。1・2型の重々しい(と言うより実際重い)車体をスマートに変更し、デザインもシャープになった3型は歴代ハスラーの中で最も格好良いと感じる人も多いのでは?
 コムさんの3型とは色違いのF田社長の愛車。お馴染みですね。でもRキャリアとシート間を見て下さい。これまでのツーレポでは必ずここに緑色の携帯向け予備タンクをくくり付けていましたが、春のツーリングで燃費がしっかり良くなった結果、あのタンクともおさらば。まあ、その前に、午前中はこのゲレンデ周辺で遊ぶことにしてましたから、トランポが目の前にあるようなものですんで、必要ないとも言えますけどね。
 それにしてもF田社長のこのすがすがしい笑顔! もちろん、かなりバイクの押し上げで疲れてちゃいましたが、いつも笑いが絶えないのはF田社長の遊び心満点の人柄によるんでしょうね。

へい、つゆだく一丁!
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ころりん前
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 下の画像は素晴らしい風景を前に見とれるオッサンズ。もちろん撮っているワテもおっさん度満点。ビールも飲まないのにビールっ腹ですから、困ったもんです。おかげで、今回の急斜面のバイク起こしで、体力の減退度を身をもって痛感させられちゃいました(笑。
 さて、お昼も近付いてきたので、しばし休憩の後、ホテルの駐車場に戻ることにしました。今度は勾配がきついつづら折れの道を下りますが、ここでF田社長がフロントを滑らせてコテッ。狭い180度ターンの道ですから、スピードはもちろん出ていないので、ほとんどバイクに損傷はありませんが、Rウィンカーのほんの一部が欠けちゃいました。
 考えてみると、やはりフロント19インチ時代のトレールにガレた道は厳しいのは当然です。しかも、F田社長&コムさんは、メーカーの指定通りエアをフロント2.0kg、リア2.2kgもエアを入れたトライアルユニバーサルですから、ちょっと滑りやすい土質・砂利質の路面のコーナーは危険ですが、下りでない限りかなりの勢いで走っちゃいますから凄いもんです。ワテはずっと前からフロント・リアともにタイヤのエアは1.0kg程度にしていましたもんで、タイヤの山の減り方がヘンテコな感じになります。つまり、3分くらい残った山と、ほとんど1分山のブロックが交互に並んでたりしますが、丁度今のバッタくんのFタイヤがそんな感じです。

心が洗われますな〜
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ぐいっと飲み干すお茶が美味いこと!
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 昼前にホテルの駐車場に戻り、とにかく疲れ果ててのどがカラカラはおっさん軍団は、まず飲み物をと言うことで、一旦ここで休憩してホテルで土産物ともども買い物をして休憩。
 しばらくして、車はそのままこの駐車場に置かせてもらって、午後の林道に向けて出発です。車で来ていたT口宴会部長とはここでお別れですが、良いホテルを紹介してくれて、裏の有名なスキー場まで走らせてくれて、本当に楽しませてもらっちゃいました。
 ところで、午後は色々走るところもあったのですが、遅くなると帰宅がつらくなるので、午後は軽く走ることにして、姫川小谷林道に向かいます。妙高小谷林道は車も多い上、舗装も進んでいて今回はパス。
 姫川小谷林道は、姫川側から入るにはホテルの下を通っている国道19号を北上するだけですが、帰りが面倒になるので、途中長いトンネルを抜けた辺りで右折し、小谷温泉側から姫川温泉に抜けて戻ってくるようにしました。
 道は完全に晴れ上がったこともあって、ロードスポーツのバイクもたくさんいましたが、最近の傾向としてツアラー的な大柄で重装備のものか、アメリカンが圧倒的に多いですね。また、乗っている人もほとんど中年層。ワテらもモロおっさんな訳ですが、最近は本当に若いツーリングライダーが少なくなりましたね。また、レーサーレプリカ的なバイクで峠を攻めているような人もこうした観光地までは来ないのかな。思えば、ワテらは15年前に自走&下道を使ってトレール車でここまで来ていたんですからねぇ。以前の仲間のフジタさんは混合ガス仕様にしてCRのダウンチャンバーを付けてやたらうるさい低回転スカスカのエルシノア125で、アオキはTY125にAT1のタンクを無理矢理積んで、シート面積は15平方pくらいしかない上、ただの硬質スポンジのマットの上に座って数百kmも走っていたんですもんねー。今思い出すと笑っちゃいますが、それでも既に30代を軽く過ぎたおっさんだったんですから、以前は皆さんたくましかったですよねー。ちなみにワテはKLX250BにMXタイヤのダンロップK190を入れて、平気で岐阜の奥地から福井、御岳山周辺までテントをと寝袋を無理矢理くくり付けて走ってましたっけ。

距離計が111111になってニンマリ
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がけ崩れ目前の木の下の広場
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 それはさておき、小谷温泉から雨飾の方に向かうと林道入口に到着です右に行けば妙高、左が姫川ですが、連休中は車がとても多いですね。多くが小谷村側から来ているんでしょうが、妙高側から来ている人も多いようです。さすがに姫川側から林道を登ってくる人は少ないようで、車のタイヤを見るとほとんど汚れていないものばかり。一応対向車に充分注意しつつ、ちょっとビデオ撮影できそうな場所を探して入って林道に行きます。
 しかし、しばらく走っても山間の細い谷の部分に作られた道で、木々が邪魔して開けたところがほとんどありません。ちょっとだけ開けたところで休憩しつつ、ビデオ撮影して進むことにしました。

何と言う名の滝かな
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 途中舗装路になってコムさんが止まったので、何かと思いきや、谷の反対側斜面に滝が落ちています。上に川はないから、周辺の細い沢や湧き水を集めて落ちているんでしょうね。何か見ていて遠近感がない感じの面白い風景でしたが、実際は相当離れていました。
 舗装路は結構長く、姫川小谷林道もダート区間は10km少々と言うところでしょうか。道自体は走りやすかったのですが、舗装路はかえって滑りやすいみたいで、コムさんが湿ったコンクリート路面のコーナーで、急に尻が流れて思いっ切り逆ハン状態に。後ろから見ていて、ブラインドに落ちていた太い枝か何かを踏んで滑ったのかと思ったら、コケみたいにヌメッと濡れたところだったみたいです。あやうく4代目のつるん・こてんになるところでした。
 林道を出て国道19号沿いの道の駅で遅い昼食を取ろうとしたのが午後2時半。中の食堂は人でごった返し。食券を買うのに並ばねばならない上に、店内のテープルも満杯。わざわざ長いこと待って食べるような料理でもないので、ワテらは表にある屋台のような店で蕎麦を食べることにしましたが、これがなかなか美味しくてホッと一息。
 気持ち良い秋風の中、ほとんどカーブのない国道を真っ直ぐ南下し、ホテル駐車場には午後3時に到着しましたが、今回はこれで終了。ダートの距離こそ稼げませんでしたが、かなり体力を使った濃いツーリングになってくれました。

こうした景色も楽しみです
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茂来をしつこく走って帰りま
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 その後、ワテはいっつあんのXLRをトランポに積んで長野市内に入りますが、コムさんらは19号をそのまま南下し、松本の手前で温泉にでも浸かって高速で帰るそうです。
 いっつあんの家ではおもてなしにあって、色々お土産ももらっちゃいましたが、お元気なお父さんやお母さん、明るい奥さんや娘さんら、皆にこやかで、ほんわかしたご家庭で、楽しく1時間ほど過ごさせて頂きました。
 日が暮れて渋滞する国道18号を南東に下り、上田・小諸経由で国道141号を南下し、佐久に入ると、「おぉ、そう言えば今年は茂来林道に来ていなかったなぁ」と思い、悪い虫が騒ぎ、早速小海の手前で左折しちゃいました。
 いつもの川久保からではなく、川平の集落から支線を登る感じ。水上の牛舎を過ぎるとほとんど誰も通らないのか、道は雨水の流れた痕がいくつも道を斜めに通っていて、走りづらいことこの上なしでした。荷台のバッタくんが跳ねないか心配でしたが、真っ暗闇なのでどうにもなりません。とにかく本線に出て、適度なところで山を下りようと思ったのですが、途中の分岐手前からGPSが道を拾い、カーナビが案内を始めたのにはびっくり。こんなところ、地元の人さえ滅多に使わないでしょう。
 本線は多分左折してちょっとすると突き当たるはずですが、ナビは右を差すので試しにそっちへ向かうと、今度はどんどん轍間の雑草が高く伸びていて、ずっと軽トラの下を掃除してくれていました(笑。道も悪くなって、分岐から7km程進むと、また分岐です。細いロープが木に巻いてありましたが、柵等は皆無。問題なく出てみると、さっき通ってきた道です。つまり、ぐるりと一周できるダートがいつの間にか作られていた訳で、ホントに茂来の林道の「進化」はスゴいですね。ここは冬前に一度くまなく走って、どれだけ道が新たに出来たか調べたいです。
 県道に出たワテはしつこく北相木から南相木に抜け、立原高原経由で馬越峠などを走って川上村に出て、後は国道141号を素直に南下して須玉ICで中央道に乗って1:30頃帰宅。バイク以外でも楽しめた今年の秋ツーでしたが、バイクのOリングももう一度全部交換して走りに行きたいな!

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