我が「よー死にま」号ことカワサキF11 250TR
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コムさん宅には8時45分頃到着。他のメンバーの待つ場所までしばらくありますが、9時チョイ過ぎには到着し、挨拶もほどほどに、早速道志方面を目指します。
今回の参加者とバイクですが、ワテがカワサキ250TR・F11で、コムさんがヤマハDT250(DT-1F)、F田社長がスズキハスラーTS250(3型)、F見さんがホンダTLR250Rで、奇しくも4メーカー勢揃い。TLRだけが新しいのとトライアル車と言う違いはありますが、車格は同じような感じで揃っていましたね。ただし、DT-1Fもハスラーもテカテカにきれいですが、F11とTLRはそれなりに使い込んだばばっちさはあります。
ルートは中津川沿いのダートを走りつつ、そのまま裏側を北上して国道412号→413号へと向かう予定。 |
その中津川の河川敷に至るところで、3番目を走っていたワテは、橋の手前の丁字路で前を走っていたF見さん・コムさんの後から続いて左折しようと思ったところ、右からもうすぐそこに車が来ているのを確認して停止しますと、後ろのF田社長のハスラーがよー死にま号にキッス。こちらの被害はリア右ウィンカーステーがもげて、ウィンカーレンズが割れたことくらいです。ハスラーもフロント左ウィンカーステーが曲がった程度でその場で直して終了ですが、後から見るとFフェンダーも少し割れていて、亀裂がそれ以上広がらないよう、ガムテープで補修してとりあえずOKに。大事には至らなかったけれど、またヤバいことが…。このバイク、マジで呪われているのか…。 |
F田社長のスズキハスラーTS250
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コムさんのヤマハDT250
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中津川の河川敷は結構野球場やサッカー場、ゲートボール場などがあって、それらの脇の道は多くがダートですんで、結構腕慣らしには良いかも。でも、最後の最後に落ち葉で見えなかった超つづら折れ&幅50cm程のコンクリ舗装区間があって、トライアル車でもないとまともに走れません。コンクリの両脇はまるで用水路でもあるかのように段差があって、非常に狭くて鋭角なコーナーではやたらリアタイヤがそこに落ちてしまいます。これも深い落ち葉で初めは分かりませんでしたが、どうやら歩道のようです。それにしても、F見さんはこう言う道を良く知っていたもんですね。河川敷も考えてみるとナイスなルートになってますものね。 |
国道413号に入り、途中から旧道に進みますが、どうもF11のタイヤの様子が変です。ミシュランのT63と言うものなんですが、よく滑りやすいと言う印象から、今回はフロント1.0、リア1.2程度までエアを落としておいたのですが、舗装路で快調に飛ばす皆さんに付いて走っていると、一度Fタイヤが「ウニョッ!」と言う感じで滑り、ひやっとしました。乾いた路面でですよ〜。日の当たらないところが多い道志道は路面が湿ったままの部分も当然多く、どうも気持ち悪い感じです。それにしても皆さん峠道もガンガン走りますねー。 |
いやぁガレガレは大変だね〜
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イエ〜イ!
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旧道の中程からちょっと南側に延びる一本目の林道に入ります。当初は快適な林道と言う感じでしたが、ちょっとするとゴロタ石だらけ&両側から草ぼうぼうの狭い道に出ます。これはツインショック車には厳しい道ですが、何とか一番険しい100m程度の直線登りを走り切ったのが2枚目から次の画像まで。この先はまた古い林道らしい道が続きましたが、程なく沢が崩れたところでUターン。崩れた先にも道らしきものはありますが、長らく放っておかれた道のようで、切り出した材木の腐り具合からもそれが分かります。 |
この道の入口にある道と言うか山のエリアの案内図の看板を見ると、この林道は随分先に延びてはいるようですが、この看板の脇から細い登山道もありました。これまた人が入った形跡がなく、狭い道に石や落ち葉がてんこ盛り。とてもバイクでは無理です。ちなみにその脇にあった岩に掘ってあった文字から、ここが「焼山登山道」と言う名の道であることが分かりました。この岩の文字もコケや破損で読みづらいものになってますから、登山道としても利用されていないのでしょう。でも、トライアル車で遊ぶには持って来いの道かも知れませんね。 |
ホンダTLR250のF見さんは余裕で往復
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うひゃ〜! ヌタヌタっすねー
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次に、コムさんらが去年走った道がどうなっているか確認したいと言うことで、すぐ行き止まりなのは分かっていましたが、鍵のかかっていない柵のある道に入りました。ここは泥だらけでヌタヌタなため、すっかりバイクを汚すことになりましたが、意外と古いバイクは泥除け効果が高いようで、エンジン周り以外は泥があまり跳ねていません。道はやはりあっさり終了で、コムさん曰く「1年で100mしか進んでないのに、あんな柵作るか〜」。ちょいと残念ですが、ドロドロヌタヌタ路も滅多に走ることはないので、これはこれで面白かったですけどね。何はともあれメインの道を目指すべく先を急ぎます。 |
ヌタヌタにニッコリのF田社長。若かりし頃はロードレースでならした腕前は今でもバリバリ。このハスラーでも峠道をぐいぐい倒してコーナリング。オフロードを本格的にやり始めたのはコムさんにそそのかされてから(笑)なので、そう古くはないものの、若かりし頃は山へ行けばあちらこちらにダートがあったはずですから、林道でもすぐに慣れて今では確実に人並以上。それにしてもこのハスラー、F11以上に大食いなのがオモロイです。ちなみにノンレストア車でこれだけきれいな3型ハスラーは、日本中を探してもなかなかないでしょうね。 |
良く滑るけど面白いね
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もうナンバーは読めません
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F見さんは今回DT200WRではなく、 ホンダTLR250Rで参加。GT750を駆ってコムさんやF田社長らとともにロードもかっ飛ばしますが、かつてKLに乗っていたようにオフロード経験も豊かで、ダートでも速いこと。このTLRでもトライアル車とは思えないような走りを見せてくれますが、河川敷の道の最後の超タイトなつづら折れも見事クリーン。てゆーか、あんなところに重々しいツインショックトレールを引きずり込んではダメでしょ!(笑)
近いうち、ツインショック・トレール車を入手することは間違いなし(←と煽っておきましょう^^)。 |
コムさんは今年はこのDT-1F甘柿号に乗り続けていて、秋の北志賀方面のツーリング時にその目覚しい上達ぶりに舌を巻いた程でしたが、足回りの弱いツインショック車で敢えてオフロードに入り、ぐんぐん腕を上げているのにはマジで脱帽。前に宿で走りと同じく豪快に飲んで良い気分になりつつ、「どうすればもっとスッキリとコーナーをクリアできるか、自分なりに悩んでいるんだよねぇ」と言っていたことがありましたが、趣味の世界でも向上心は失わないのは、やはりF田社長同様、若かりし頃かなりのところまでランキングを上げたロードレースの経験が活かされているんでしょうね。と言うより、やっぱ性格かな。 |
泥冷エンジンじゃー
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やはり向こうは柵なのね
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ところで、国道413号沿いにはたくさんのキャンプ場があって、その周辺には林道らしきものもちょこちょこあるのですが、「道志の森」の先には地図上では周回できる東山林道・西山林道があり、早速キャンプ場の奥から西山林道へ入りますと、ここはとても林道らしい良い道が続きます。しかし、途中から西沢作業道と名を変えると、チェーンゲートが2箇所に設けられています。日曜・祭日以外は作業をしているのでしょうが、キャンプ場が近いこともあって、ゴミのポイ捨てや粗大ゴミの違法投棄などからこうなったんでしょう。いずれにせよ、関東ではこうしたゲートが多すぎですが、山に入る人が多いので仕方ないんでしょう。やはりモラルが問題になりますね。 |
ちょっと詳しく説明しますと、国道413号を山中湖方面に進み、道の駅を越えてちょっとすると「道志の森キャンプ場」の表示が左に見えます。ここを左折してしばらく舗装路を直進しますとキャンプ場群が右に左に見えてきます。これをそのまま越えて右手に上がっていくのが西山林道です。キャンプ場を貫くように左側に折れるのが東山林道で、地図上では「Y」字のように途中から表示がありません。でも、この上の部分が西山作業林道と名を変えてしっかり繋がっているんです。ただし、右のルートの西山林道から西山作業林道に入るところと、更に先に進んでいくつかの沢をまたいで行ったところにチェーンゲートがあって、オフシーズンでもない限りまず入れません。 |
水源の森で洗車(タイヤのみ)
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奥まで行っちゃうぞー!
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二つ目のチェーンゲートの向こう側に車が止まっていたことから、反対側の東山林道からはそこまで何もゲートがなく入れることが分かります。全体を一周したら、正味7〜8kmのダートを堪能できることになります。
東山林道側には途中左に折れる道があり、これはより東側から延びる三ヶ瀬室久保林道へと繋がります。ただし、ここにもゲートがあって開いている時でないと入ることはできないでしょう。何か「横浜市の水源」と称して保護しているような感じですが、キャンプ場が繁盛しているシーズンはともかく、オフシーズンは是非とも開放して欲しいですね。 |
きれいな沢にて
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とりあえず、西山作業線を行けるところまで行きましたが、深入りして変に目を付けられてもいけないので、きれいな沢で引き締まったきれいな空気を満喫しつつ、一服タイム。写真に表れていますが、皆さん実に楽しそうな顔でニッコリ。時間的にはまだまだゆとりがありますから、さて次にどうするかと話していると、コムさんが「あの、去年入った白っぽい土の道はどこだっけ?」。これにF見さんは「白い土ですかぁ?」と言う具合に分からない模様。 |
一服タイム
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身代わりのクマさん
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何はともあれ、一旦ここをUターンし国道に向かうと、出口に近いところの猟師小屋の付近で何やら多くの人達がワイワイやっています。何かと思って止まって見ると、上の画像のように大きなツキノワグマを猟師さんが仕留めたようです。ツキノワグマとしてはかなり大きい方だと猟師さんは自慢気に話していまして、記念写真まで撮ってくれましたが、どうもクマが可哀そうな気がしないでもないです。でも、キャンプ場の密集したこの界隈で、クマが出てきたらこれまた問題ですから、仕方ないのかな。心の中で手を合わせて先に向かいます。 |
せっかくの西山林道ですから、これを三ヶ瀬室久保林道側から入ることにします。ここは道志の湯の方から道志の森の西山林道に繋がる道で、結構な距離を楽しめる道です。
道志の湯の先はちょっと複雑ですが、そのうち右側の道を進むと上の画像の道に出ます。ここに丁度良い広場があったので、木の切り株にカメラを置いて「はい、チーズ!」。コムさんによると、何か白い土の広場と小屋のある道に行きたいと言うことですが、それがどれだか分からないようで、兎にも角にもこの道を先に進んでみました。 |
トライアル車ならこう言うところを走らないとね
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日が当たるとぽっかぽか
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で、そのまま進んでみるととても良い具合の林道が続いています。途中日当たりの良い広場に出ますが、これが「白い土」の広場だったようです。実際、先を走ると「小屋」もありました。しばらく走ると支線があり、直進すれば程なく道志の森のチェーンゲートのところに出ますので、これが三ヶ瀬室久保林道であることは間違いなかった訳です。ただ、すぐ先にゲートがあるので、よりダートを楽しむべくここを右折して地図上では繋がっていない道を下ります。なかなか荒れてはいますが、最初に走った焼山の道程ではありません。ただ、タイトなコーナーがつづら折れに続きます。例のミシュランタイヤはやはりゴムが堅いのか、大してRブレーキを強く踏んでもいないのに、食いつきが悪くてやたらロックして滑っていました。4stのKLXバッタくんに入れていたら、エンブレだけで滑りまくるかも。 |
よー死にかけま
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さて、この支線を出てみるとこれは越路林道と言う道のようです。なかなか楽しめる道でしたが、まだ少しは楽しめる時間なので、去年見付けたという、崩落した支線を進むことにします。ここは以前長野の茂来林道の支線で経験した崩落現場に良く似たところですが、道幅はこちらの方がわずかに広いかな。でも、山側は土が盛られたようにふくらんでいて、平なのは30cm程度の幅です。先にコムさんがこのふくらみの上を抜けると、ワテも同じラインで後に続きます。すると一番狭くなっているところ(丁度画像でコムさんがDTを押しているところ)でフロントタイヤが谷側にズリッ! たかが10cmズレただけですが、左に足は出せないほどの状態です。しかも、ここは見た目に30cm程幅があっても、下を見ると実は内側にえぐられており、止まっていても崩れてきそうなので、バックして戻ります。林道でこれ程真っ青にになったのも初めてです。
しかしまあ、このタイヤ、エアも抜いてあるのに何でこんなに滑るんでしょう! コムさんらのエアをタップリ入れたトライアルユニバーサルより滑りまくるこのタイヤ、ひょっとして前に2度コケたのはサスのせいではなくこのタイヤのせいなのかな。思えば前に大ゴケした時は尻が跳ねてフロントが右に左に暴れ出した時に、押さえが効かなくなったっけ。春までに取り換えないと。 |
国道に戻って、一旦宮ヶ瀬のパーキングでゆっくり休憩した後、日も暮れた中を一気に南下して厚木付近で皆とお別れ。家には午後5時半には到着できましたから、正味9時間・240kmのツーリングとなりました。しかし、泥まみれになって乾いたエンジン周り、後の掃除が大変ですが、トレール車には良く似合います。「泥冷エンジン」になってもよー死にま号は、全く死ぬことなく元気バリバリで走ってくれました。でも、谷に落ちかけたのだからやはり危ないバイクなのかなぁ〜。あのクマが身代わりになってくれたと思って「よー死にまへん」号と名を変えることにしましょう。 |
最後までエンジンは元気モリモリ
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ところで、帰宅後、早速頑張って「まずはブログ覚えていることをアップせねば!」と言うことで、詳細をアップしましたが、2時間かかってやっと書き上げたら、送信のところでボタンを押してそのまま待っていると、「長時間更新がなかったので云々」と言う表示と共に全て記事がパーに。最後までよー死んでくれますが、変なオチが付いちゃいました(笑)。 |