いざ出発!
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長野市内のいっつあんの家で待ち合わせたのは朝8時半頃。MyハニーちゃんにいっつあんのXLR真鯛号を積み込み、二人でいざ出撃!
それにしても、横浜はまだまだ余裕で20℃以上あって暖かいのですが、さすがは長野県でも北部にあたる長野市内の朝は寒いっすねー。窓が朝露で濡れていましたが、10年前なら霜が降りていたのかな? とは言え、やはりこれが11月とは思えぬ陽気で、やはり温暖化の影響はしっかりあるんでしょうねー。 |
茂来の“駐車場”
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北信越道を南下して直ぐに更埴JCTに至り、それを来た道(長野道)とは別に関越道方面に折れます。佐久は長野中東部にありまして、北信からは結構距離がありましたが、10時頃にはいつも車を置いている茂来林道の入口に程近い駐車スペースに到着し、早速バイクを下ろして準備します。
入口と言っても、茂来林道には支線がたくさんありまして、ダートを長く楽しむには槇沢林道から入るのが一番で、今回もそうしました。2kmもすると茂来山林道と言う、山の上まで行って行き止まりになる道へ出ますが、この道はちょっとすると頑丈なゲートで封鎖されてますので、右に折れて茂来林道本線へ向かいます。 |
いっつあんのものになったバッタくん
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やっぱこっちがいいや(^^)
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途中、しばらく前にはなかった小屋のようなものがあって、出口に「←田島」と手書きした札が立っているのがナゾでしたが、この小屋が「田島さん」のだと言うことが何気に理解できて、胸の支えが取れたような気分です(←そんなに気にしていたのかいっ!)。
ところで、いっつあんは季節を考えると厚着した訳でもないのですが、日が当たっている信州中部は山の中とは言えかなり暖かかったので、この後上着の前を空けて走っていました。ワテはシャツ・トレーナー・ジャンバーで充分。いざとなればレインウェアもあるからと思ってましたが、まったくそんな心配はいりませんでしたね。 |
茂来林道本線はとてもすっきりとしたフラットな林道で、それだけを走っていると、普通にハイペースになっているせいか、距離が長い割にあっと言う間に走り終えてしまうので、今回も色んな支線を走っておくことにしました。
まずは最初に現れる鍛冶の入林道の入口を右折。ここはちょっとするとすぐ舗装化されちゃってますが、丁度その辺りからまた支線が左に延びていて、そこに入ってみました。そちらはしばらく土の道が山の上へと延びていて、とても具合の良い道です。グリップも良く、「こう言う道は舗装はして欲しくないなぁ〜」と心の中でつぶやいてました。 |
鍛冶の入林道へ
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あのアンテナのところね
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数km走るとこの場所へ。考えてみると前の年にいっつあん&ひろさんともどもここに来ましたっけねぇ。大きなNHKの地上デジアンテナの設置されているところで、ここから下へ下りる道は残念ながらフル舗装。ですんで、ここをUターンしてまた茂来本線へ。
それにしても、TOP画像もそうなんですが、ここからの眺めは壮観です。やはりアンテナを設置するとことですから電波の届きの良いところですから、当然見晴らしも良いんですね。天気も完全に秋晴れで、信州中東部のここから、西部の八ヶ岳やその向こうの山々までくっきり見えます。もちろん下の佐久や小海の町並みも皆見える感じで、いい気分ですね。 |
少々ここで一服した後に先を進み、どこで茂来林道と繋がるのかを確認しますが、この道は下の集落の方に舗装路が続いているだけでして、これはまずNHKの職員がアンテナを管理するためだけに仕上げられた道のようです。だから集落側の方だけが舗装化されていて、鍛冶の入林道側が未舗装なんでしょう。しかし、その鍛冶の入林道自体が舗装化されつつあるので、やはりこの道も全部舗装されちゃうのかも知れませんね。 |
ホントに雨降るの?
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さすがに落ち葉がいっぱい
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本線に戻ってしばらくすると、いつも春に桜が満開になる頃、ここに来た時にビデオ撮影している茂来神社のところに到着です。今回は紅葉全開ですが、いつもと違った茂来林道を楽しむのも乙ですね。手を合わせて今回のツーリングの安全を祈っておきました。まあ、紅葉全開とは言え、さすがに信州の11月ですから落ち葉も結構多いですし、常緑樹もあって色とりどりです。ここでコンビニで買っておいたパンをムシャムシャ。 |
イェ〜イ(^^)v
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再び茂来林道を進み、ちょっとするとあまり走ったことのない支線があって、これを左に入って探索をすることにします。「まあ、どうせたいした距離もない行き止ま林道なのだろう」と思っていたら、案の定ちょっとすると行き止まりでした。ただし、地図上ではあと少しで入口付近の茂来山林道につながるような雰囲気です。まあ、でも、杉の木の伐採のための道のような感じですから、わざわざ向こう側に道を延ばすことはないかも知れません。
最終地点(伐採地点)から下を望むと、何かゴルフの練習場のようなものが見えますが、そんなもの入口付近にあったっけ? 第一そんなに広くはありませんから、ひょっとすると村の人々用のゲートボールか何かの広場なのかな?
とりあえず木々に覆われたこの道を往復して、本線に戻って先に進みます。やはり茂来林道はフラットで走りやすいですね。普段から村の人々が仕事で利用しているせいか、良く整備されていて車でも楽しめます。実際、10月の春ツーの帰り道では、軽トラにバイクを積んだままここを通り抜けましたが、全く不安のない道でしたから、「今度は是非ともストラトスで!」と思っちゃいました。休み中はまず対向車もほとんどありませんし、他の林道ツーリングのグループとも滅多に出会うことはありませんから、一応万が一に注意して走ればまず問題なさそう。 |
こういうところに入ると必ずやること
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いやぁ楽しいねぇ〜
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また本線に戻って今度は信濃沢林道の出入り口がある十字路ならぬK字路に出ます。この信濃沢林道はグルっと一周できる10km程の周回コースで、途中二箇所に支線の分岐があります。もちろん入ってみますが、ここも出入り口からちょっとしたところにゲートが設けられるようになっちゃいました。茂来山は松茸山でもあるので、季節になるとピンク色のテープが張り巡らされますが、そうしたものの対策かも。
信濃沢林道の支線もやはり結構奥まで行けたものの行き止まり。やはりUターンして周回路を進みます。この信濃沢林道は結構勾配がキツく、我がバッタくんも10月までの調子では多分「モモモ〜」だったでしょうが、マフラーのインナーバッフルを少しヌケがよくなるように手を加えましたんで、ちょっとはマシになりました。でも、まだまだ良くなるでしょう。 |
ここもいつもの撮影ポイント
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茂来林道に戻って一時親沢の集落に出て舗装路になりますが、程なくまたダートが始まります。途中、脇道に入って貯水池周りを一周して遊んだりしたものの、基本的にあまりゆっくりもしていられないので本線を進みます。
勾配を上り切ると見晴らしの良いところに出ますが、更にちょっと先に二又に分かれるところがあり、その辻でいつも通り一服します。でも、もう午後になってますから、いつも走っているその支線には入らず、先を急ぐことにしますが、天気も午前中とはちょっと様子が変わってきて、黒い雲が時折空を覆うようになってきました。やはり午後から雨と言う予報は当たっていたのかも知れません。 |
微妙に雲が…
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日も傾いてきてますねぇ
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とにかく雨が降らないことを願って茂来林道を抜けることを考えましたが、時間的にはまだまだ余裕がありますので、この先の支線もしっかりチェックしておくことにしました。
ところで、茂来林道の後半もしっかり整備された道が続きますが、重い荷を積んだトラックの往来が普段あるためか、ところどころ轍があって、そこを雨水が流れたために掘られたようになった部分があります。ですから、勾配があるところではそうした路面も処々に見られますが、荒れた道と言う感じは全くありません。道の質は撒き砂利ですから、新たに撒かれたところは当然滑り易いので要注意ですが、それだけ良く整備されている証拠ですね。 |
Y字路の先は一気に山を下りる感じになりますが、茂来林道も舗装化が進んでいると見えて、この横屋沢林道の分岐付近から先はもう舗装路になっていました。
舗装路をできるだけ避けたいので、横屋沢林道には当然入ってみました。ここはしっかり全線ダートですが、途中からかなり荒れていて、枯れ草などで非常に走りづらい狭い道です。ここもゲートが設けられていて、そのまま抜けることはできませんが、バイクなら脇から抜けられる程度のものです。しかし、この荒れようは、ゲートで封鎖して使えなくしてしまった結果なのは誰が見ても明らかです。何でもそうですが、使わなくなったものはダメになるだけですね。 |
しつこく支線に
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前より具合が良いバッタくん
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こちらはMyバッタくんの全貌。マフラーをもう一歩ヌケを良くするとスカッとした加速が戻ってくれるでしょうが、空気の薄い山間でないとなかなか調子が悪いのかどうなのかつかみ辛いので、家の近くで「コレでよし!」と思っても、山に来てみると実はサッパシと言うことも多々ありますね。今回も前よりは良くなったとは言え、まだまだ元の力強さは見られませんでした。どうやらサイレンサーのインナーバッフルの中に巻いてあるグラスウールが硬化して目詰まりしているようですが、元々ここが溶接された中にあるためにちょっとした隙間から棒でガリガリ削り取った程度では元には戻ってくれませんね。一度しっかり分解してやらねばいけない感じです。 |
横屋沢林道を往復し、今度は東山林道に入ります。ここは茂来林道の最後の地点に近いところから始まり、下の県道に出る迂回路で、計10km程のダートを最後に堪能できるナイスな支線です。道そのものも起伏のある面白い道で、タイトなコーナも多いので、路面は荒れてはいませんが、ついハイペースになる分、テクニカルな道に感じるかも。
実はここを抜けて更に県道を横切る形で南側にも林道があって、それにはいくつかの支線もあり、結構楽しめる道が続きます。しかし、この出口付近でポツポツと雨が降り始めましたので、林道はここで終了。いつもなら茂来林道を往復して帰るところですが、さすがに時間もなく、県道で戻ることにします。 |
東山林道出口
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“駐車場”に戻ってきました〜
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さて、北相木の県道から小海方面を目指して一気に走りますが、小降りだった雨も結構降ってきました。とにかく脇目もふらず“駐車場”を目指し、午後2時ちょっと過ぎの頃には駐車してあった広場に到着できました。ささっとバイクを積み込んで佐久市内の総合病院へ向かいます。
意外と近そうでいて、茂来林道の入口付近の川久保から病院のある臼田までは、そこそこありますね。道は小海線沿いに走っていれば問題はないので、心配はしませんでしたが、旧臼田町が佐久市内に入ったのに、茂来林道は佐久穂の方でこれはまだ独立した町なんですね。何かややこしいったらありゃしない。
総合病院へは3時過ぎには到着し、ひろさんの元気な姿をいっつあんとともに見てほっと一安心。前回来てから3週間ほど経過しましたが、補助車があれば立って歩けるようになったひろさんと、休憩室でペチャクチャと1時間半ほどおしゃべりしてきました。
臼田から佐久ICに向かい、長野ICを目指して再び関越を走りますが、結構しっかりした雨になってました。で、長野市内でラーメンをごっそうになっていっつあんを送り届けた後、8時頃長野道を南下し中央道経由で帰宅しました。結構高速も使いましたが、ETC休日割引で安いの何の。有り難いこってすね。
それにしても茂来林道は何度走っても楽しめる素晴らしい林道ですね。こうした道がなくなって欲しくないのはオフロードライダーなら誰しも思うでしょう。ですんで、近隣の集落の皆さんに迷惑だけはかけないように心掛けないといけませんね! |