ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
林道ツーリング43〜春モラさまよいツーリング

09年5月5日春モラさまよいツーリング

新たな仲間を迎えてのツーリング!

さーて始まりますぞ!
今回は計7名!
新たな仲間も迎えて、さあ、出発!

 皆さんGWはたっぷり楽しめましたか? 何しろ例のETCサービスのおかげで、土日祝日はどこまで走っても高速料金は千円。そのために連日交通渋滞のニュースや情報がバンバン流れてくるのにはちょっと嫌気がさしましたが、今年もYMP恒例の春ツーに行ってきました。さすがにこの渋滞には巻き込まれたくなかったので、5月5日朝3時半に出発し、待ち合わせ場所の佐久穂方面に向かうべく、Myハニー号に鞭を入れます。

早朝の八ヶ岳
真冬のように寒いですねー

 まだ暗いうちだったために国道246号も412号も全く渋滞はなく、相模湖ICから中央道に入るものの、やはり一切渋滞なし。次第に明るくなってきますが、出口の須玉まで実に快適に走ることができました。その後は国道141号をひたすら北上しますが、早朝の八ヶ岳があまりに美しく、清里あたりでちょっと休憩しつつパチリと撮影したものが上の画像です。
 天気はまだ青空が見えますが、予報は南から雨マークが出ていて、今回のツーリングはちょいと微妙な感じです。今回は新たな仲間も合流するので、このまま何とかお天気が持ちこたえてくれることを祈ります。
 さて、待ち合わせ場所は茂来山入り口に近い、国道299号の川久保交差点付近。一応集合は朝9時と言うことになっていましたが、7時半には佐久穂に到着しちゃったワテは、付近のGSでガスを補給したり、林道の入口を確認したりして時間を潰していますと、まずは大柄な1Boxが到着。一瞬、「今回初参加のO山さんらがコレで来たのか?」と思いましたが、出てきたのは2年ぶりに一緒に走ることになった「どこでも走っちゃう悪のピラニア団(笑)」のタナカさんとM井さんのお二人。事前に来るという連絡はなかったので、HPのBBSでツーリングのことを確認し、現地でいきなり再会して驚かせようという、実にピラニア団らしい登場ぶりでした(^∇^)。

お馴染みのいっつあん&真鯛号
いっつあんもワクワク

ひろさんは水冷バッタくんで
ひろさんのKDX125SR

 次に、新たに加わったO山さんとM村さんがちょっとしてから自走で到着しますが、何でも清里に別荘があり、そこに一泊してから来たそうです。セレブですねー! ちなみにO山さんは横浜の方でKDX220で登場し、会社の同僚のM村さんは埼玉の方でスズキのDR250Sにて参加です。この日にたっぷり走って、また清里で一泊し、翌6日にやはり自走で帰宅とのことでした。
 いつものメンバーのいっつあん・ひろさんの長野組は、渋滞にはまって意外に時間がかかったそうですが、とりあえずほぼ時間通りに集合できました。これで計7人での春の茂来林道ツーリングです。意外な大人数になりましたが、皆で適当に走るのはいつも楽しいもんですね。
 早速いつもの駐車スペースでバイクを下ろし、準備を整えると、今回は久々にタナカさんがXL250Sを持って来ています。これは7年位前に秋の北志賀ツーリングでタナカさんが初参加された時に乗って来て以来ですが、ナンでもXL500SやXRのパーツをたっぷり使って気合の23インチトレールになっているそうです。すっ飛ばし派のタナカさんはやはり素直にノーマルにして乗るオサーンではなく、やはりXRのパーツを色々使って、エンジンも当然やってあるので、「ナンだ、ツインショックじゃん」などとナメていたら絶対に軽くパスされちゃいますぞ。

タナカさんのXL250S
久々のXL250S

XLR200Rにしては足長…
XLR200Rと言うのも珍しいっすね

 M井さんのXLR200も足回りからエンジンまでいじくってあり、一見おだやかそうな2台が実は最も凶暴なんですなー。このXLR200は当然いっつあんのXLR250の弟分なんで、一回りコンパクトなんですが、車高はこちらの方が一段高いですね。前後にXRのサスを入れちゃってるんですもん。やはりちゃいますね。で、お二人さんには好き勝手に先に進んでもらい、前で待っていてもらう形にしていましたが、その間にお二人さんとも支線にはことごとく入って、「え?これは支線と言うより獣道では?」なーんてところもぐいぐい上っていきますんで、40歳のMyガラガラヘビくんにはかなりキツイっす(笑。
 ワテは今回もカワサキF4サイドワインダーを引っ張り出しました。昨年の秋には燃料タンクのつまりやキャブのスロージェットのつまりなどで、さっぱり力が出なかったMyガラガラヘビくんですが、今回はしっかり細かいところまでクリーニングしたので、エンジンはビンビン! 一昔前のバイクらしい、低くこもった2stの排気音がいい感じです。でもやっぱ殿様ポジション(笑。エンジンはビンビンでも、やはりロードバイク以下のサスしか付いていないんで、大して荒れていないところでもロデオ状態です。

69年型っすから、実年齢で40歳
ワテはまたF4サイドワインダーにて

O山さんのKDX220SRとM村さんのDR250S
M村さんはDR250S

 O山さんらはタナカさんらとは逆の、言うなれば「自然派」。まあ、タナカさんらも道なき道を行くと言う意味では自然派ですが、そうしたアバンギャルドな面はO山さんらにはなく、自然体で林道を楽しむと言う感じですね。バイクは比較的新しいKDX220SRとDR250Sですから余裕たっぷりですが、実にジェントルに走って林道を満喫してます。でも首都圏からの自走ですから、オサーン化著しい我々の世代には大変なはずなんですが、O山さんもM村さんも気合い入ってますね。
 O山さん&M村さんもタナカさんのオモロイ話にワッハッハーで、明るい雰囲気の中でまずは腕慣らしに入口付近にある志らや林道&白矢林道(同じなのに書き方が出入り口で異なるのはナゾ)を軽く走り、本線の茂来林道に入ります。
 この茂来林道は、もの凄く支線が多く、また年々道が増えたり延びたりしてますんで、訳が分からなくなりそうなオモロさ100%の貴重な林道です。前に林道マップでご紹介した支線も、いくつかは舗装されていますが、逆に行き止まりだったところが貫通していたりで、ホントに「生きた林道」と言う感じですので、お勧めですよ〜。

集合場所でも笑顔が絶えません
O山さんはKDX220SR

また凄いところに入りましたね
これは間違いなく道ではないでしょう

 お次はやはり茂来林道入口手前の茂来山林道へ。ここは森林伐採かマツタケのためか分かりませんが、以前と同じく数km進んだところでゲートがあって進めなくなります。ここは無理をせずUターンしますが、下の方にあった妙な支線に皆さん入って行きます。見るからに「おいおい、それって道じゃないっしょー」と言う荒れ荒れの藪の中っちゅー感じで、十中八九行き止まりなのは目に見えていますが、そんなのは関係ありません。とりあえず皆さんが急斜面を登っていくところをワテはひとり撮影隊員として下から撮った後、ガラガラヘビ号で上ると、案の定バンバン飛び跳ねてロデオ状態です。
 O山さん、M村さんはあまり普段こうした走り方はしないでしょうが、今回はこうした冒険もまた楽しんでくれたでしょう。林道ツーリングに行った時は、多少横道に逸れて新たな発見をすることも多々あるでしょうし、それがまた面白いもんですからね。
 この藪の中の道は、どうやら木材を伐採するための専用車両の道のようです。それでもこの辺りまで上ると、伐採された木や枝が無造作に道端に寝転んでいて、まだ道になってないところと言った方が正解かも知れませんね。

何とか走っちゃいます
行き止まりなのは分かってますとも、ええ。

ワーッハッハ!
笑いは絶えません!

 タナカさん&M井さんにはとにかく先に行ってもらい、適当な分岐で待っていてもらうようにしましたが、いっつあん&ひろさんもガンガン走って行きます。O山さん&M村さんは普通に流して走っていますが、さすがはベテラン。落ち着いていて全く不安な要素がありません。ワテは皆さんの出て行くところをビデオやデジカメに撮っている関係上、しばらく後から追いかける感じになりましたが、今回のガラガラヘビ号は調子がよろしく、気持ち良く回ってくれます。でも、例の殿様ポジションは時折足が吊りそうになります。まあ、以前はそんなことなかったのですが、ワテもここ2〜3年でかなりオサーン化に拍車がかかったんでしょう。でも、それ以前にやっぱポジションが変です(笑。

入口は何となく普通に走れそうなんですが…
皆さんが走り去った後

 少々支線で遊びまして、本線に入って茂来林道を満喫です。ここは途中集落などがある地区を抜けるので、民家が見えたらしっかりスピードダウンして排気音を控えないといけません。
 道はやはりところどころで舗装化が進んでいるものの、何せ距離の長い林道です。楽しさは満点ですね。
 茂来本線に入ってから、天気がどうも怪しくなってきます。まだ雨が降っているのではないんですが、時折ポツリと言うのを感じます。でも、タナカさんは雨粒ではなく松だか杉だかの花粉が目に飛び込んできたらしく、しばらくそれが取れずに苦労していました。

何か目に入っちゃいました
め、目が…

ちょっと待つ間もお遊び
スタンディングの練習をば

 いっつあんとひろさんはXLR250RとKDX125SRで、速く走るのもトコトコ走るのもOKな万能型とでも申しましょうか。二人ともバランス感覚に優れ、安全にかつ速く走ることができるベテランですね。ところで、ひろさん・いっつあん、何してるの?
 GW期間中は首都圏の街中ではもう結構な暑さになっていますが、やはり山の中は日が出ていないと寒いですね。トレーナー一枚ではちょっとキツイのか、この後いっつあんも防水のジャンバーを着込みます。
 タナカさんとM井さんの装備は林道ツーリングと言う感じではなく、何日も遠くの国道を走り回っているようなスタイルです。でも、靴などはオフロード用のブーツでなくても、バイク用のハードなものです。ワテも今回は足首が良く曲がる上、底がブロック状になっているトライアルブーツで行きましたが、ガレ場を走ることが多い時は、やはりMXブーツよりトライアルブーツの方が動きやすいですね。ただし、タナカさんらやひろさんはあまり気にしないようですが、リュックを背負うのはワテは苦手なんですよねー。ポジションが限定されちゃいますが、荷物はシートにくくり付けちゃう方です。

フラットなロングダート
ちょっと一休み

見晴らしの良いところでパチリ!
ここでも一休み

 茂来林道も半ばを過ぎると結構起伏が強くなってきます。民家のあったところでは一度谷に下りて行く感じですが、そこからまた山側に上って行くんですよ。それがフラットな感じの路面と傾斜がそこそこ強いイメージと重なるようになって、意外とキャブセッティングが出ていないと、「スピードが出せるはずなのに回ってくれない」と言う変な感じに陥ってしまいます。でも、今回はどのバイクも絶好調! とても元気良く走ってくれますね。信濃沢林道も当然ぐるりと一周しましたが、あそこも傾斜が結構キツイ土の道なのに、あっと言う間に約10kmの道を走り切っちゃいました。そう言えば、入る時に2台のXRが出てきたところで、今回のツーリングで出会った唯一の他のグループでしたね。
 そこから本線をもう少し進んで、見晴らしの良いところでパチリとやりつつ、途中コンビニで買ってきておいたパンをいつもの丁字路で休憩しつつ食べます。例年角に丸太が積まれていて、丁度良くそこに座って一息できるのですが、今年は丸太は見られませんでしたね。それにちょっとポツリポツリと雨が続くようになってきましたので、ここで皆さん雨カッパを。と言っても、トレーナーしか着ていなかったワテといっつあん以外は、防水のジャンバーを着ていましたんで、とりあえずそのままでしたけどね。まだこの時点では雨はあまり大したことはなかったので、防寒的な意味合いが強かったかな。

すかっと晴れていたらもっと良かったのにね
集落が一望できます

バイクの調子も絶好調!
調子が出てきましたー!
初めから絶好調だったでしょうに(笑。

 ところで、ワテは今回ビデオ係りに徹していましたが、自分を撮ってもらうのをすっかり忘れてました(ToT)。
 ではビデオから取り込んだ皆さんの走りの一部をば。

 まずはXL250S、実は500なタナカさんの勇姿。23インチタイヤはもうノーマルタイヤしか入手できないので、EDタイヤやMXタイヤは望むべくもないですが、タナカさんにかかるとそんなのは全く関係なし。尻が滑ろうと回頭性が悪かろうとアクセルは回しっぱなし。と言いつつ、微妙なアクセルワークとブレーキングは忘れていません。ほとんど足を出さずに走る長距離EDライダー風ですね。ホンダXLが実に良く似合っています。ガンガン回して「段々調子よくなってきたー」と言いつつ、もっと回しまくるんですから凄いもんです。
 M井さんはこの時反対側の道を探索中で、画像に収まってませんが、トライアルをずっとやって来たライダーだけに、やはりバランス感覚に優れていて、その上でかなり速いですね。
 いっつあんはやっとタイヤを新調して走っていましたが、去年は1分山で通してましたからそれに比べると飛躍的にグリップが向上して楽しくて仕方なかったでしょう(笑。やはりいっつあんもトライアル上がりのライダーですから、非常に安定感があって速いですよね。ただ、ワテも同じなんですが、40代半ばになって急激にオサーン化が加速しちゃいましたね。こっちは速くなくてもいいんですけどねー…。ちなみにワテは下っ腹が出てきましたが、いっつあんは白髪が増えちゃったかな(^∀^)。

いっつあんも負けませんよ〜
タイヤが新しいと楽しいな〜!

タナカさんらを追ってぶん回すひろさん
よーし、オレもビンビンだぜー!

 ひろさんは一見、穏やかなパパさんと言う感じですが、彼にトレール車を乗せると古かろうが新しかろうが、はたまたタイヤが小さかろうがとにかくスロットルオン! でも、普段は仲間で流して走っている際にペースを上げっぱなしにしている訳ではなく、その辺はやはり上手に走っているベテランと言う感じですね。タイプは典型的なMX型で、メリハリのはっきりした印象の飛ばし屋さん。2stが大好きなのも頷けます。
 DR250Sに乗るM村さんは、メールを下さったO山さんのお友達で、会社の同僚だとか。終始無理なく一定のペースで走っていましたが、結構回せば速かったのはワテが確認済み。やはりかなり以前から林道ツーリングを楽しんでこられたようで、落ち着いた中にたくさんのテクニックが見て取れました。考えてみると、仲間内にモノショックのスズキ車に乗る人がいままでいませんでしたねー。ワテはその昔RH250に乗っていたこともありますが、スズキのオフロードは以前No.1でしたね。DRもかなり決まってましたね。

初参加のM村さん
ズドドドド…

O山さんはトコトコと
ビィ〜ン!

 終始ジェントルに走っていたO山さんは、『絶版Bikes』誌で去年の秋ツーの際の記事を読んで、メールを下さいました。春のツーリングでご一緒できましたが、M村さんと同じくロングツーリングをたくさん経験してきたベテランのライダーです。全く無理することなくトコトコと走っていましたが、やはりドシャ降りになった帰り道で、ちょっと急いで休むことなくペースを上げて走っていましたが、ちっとも遅れることなく走る実力の持ち主です。
 さてさて、休憩地点でビデオ撮影を済ませ、今度は別の分岐で合流することにして、ワテも後を追いますと、少し先に東山林道の分岐があります。ここで待っている間に近くにある別の分岐の急斜面をタナカさんとM井さんがアタック。それを追いかけてひろさんといっつあんもそこを走りますが、下から一部始終が見えましたので、またビデオカメラを回しますが、この人達、素直に戻らずに、そのまま崖側の急斜面を下りて来ようとしてます。断崖絶壁な訳ではないので、できないこともないでしょうが、角度はかなり急。

うおーっとっと!
コテッ!

よっこらせっ!
フルボトムまではしません

 画像はビデオカメラのズームを一番望遠側にしているので、はっきり分からないかも知れませんが、下の画像などではかなり傾斜がきついのは分かりますでしょ? 60度くらいの急斜面で、草がやたらに深く、段差が分からない上に切り株や岩が草の下に隠れているようなところで、高さも余裕で100mはあるところです。こんなところを下りて来るんだもん、さすがのタナカさんも大柄なXLですと持て余しちゃいますね。きれいなFフェンダーがちょいとよじれちゃいました。
 ワテはさすがにガラガラヘビくんでここを走るのは遠慮しましたが、いくら上手に少しでも緩やかなラインを見付けて走ったとしても、21インチタイヤが丸々一つ飲み込まれちゃう段差が枯れ草で隠れているんですから、とてもロードスポーツ車並のストロークのサスでは話にならんですね。
 上のいっつあんは上手にトライアルごっこを楽しんで減点0。結構岩や切り株が頭を出しているところも多く、角度を和らげるために斜めに下りてくるにも、ライン取りが意外と難しそうでしたね。

あ、やばっ!
思ったより大変だった〜!

あーやっちゃった〜
ありゃりゃー、やっちまった…

 上の方では皆さん苦戦中。タナカさんはバイクをかなり横にして斜めに進むラインを選びましたが、何せこの枯れ草です。タイヤの接地面が横になっていることと相まって、ズリズリと横向きに倒れちゃいます。立て直しも困難なところでもあり、再スタートも一苦労。せっかくの新品Fフェンダーもひん曲がっちゃいましたが、ご自慢の500のタンクは枯れ草に助けられてほとんどキズが付いていなかったのは不幸中の幸い。つーか、そんなところをわざわざ下りなければ初めから不幸などなかったんですがね(笑。
 ひろさんは隠れていたキツイ段差でFタイヤを取られて「うわっちゃ〜」。タナカさん&ひろさんの様子を上から見ていたM井さんは、上手に別のラインを使ってクリア。角度を和らげるためにあまり斜めに下りず、ちょっと角度がきつくなっても比較的ストレートなラインで下ってきたのが良かったようです。ここら辺はいっつあんともどもトライアル上がりのライダーはゲロアタックもやはり強いですね。

うひゃひゃ〜!
他山の石ですな(^^)

やっぱ、林道は楽しいね!
支線だけでも結構走ってますねー

ひろさん、KDXが飛び出てますぞ〜
雨が降ってきちゃったー

 ところで、茂来林道には途中信濃沢林道と言う10km程度のループ林道がありまして、ここを一周すると同じところに戻れるんですが、出口に近いところには東山林道と言うやはり一周できる道がありまして、往路はこうした道をたっぷり満喫し、復路では本線のみを突き進みます。そうすれば別の道を走っているような感じになりまして、楽しさ2倍になる訳です。この道は下の県道に直接出られるのですが、土質のとても走りやすい道で、見晴らしも結構良い具合ですから、是非茂来林道に来たら走っておいて下さい。お勧めの支線です。更にその外側には北山林道と言う支線もあって、楽しさは4倍とも言えますね。

シュワッチないっつあん
ではなくて、この先は行き止まりなんですな

 とにかく林道まみれな茂来山ですが、この日は午後2時半頃からぽつりぽつりと雨が降り始め、次第に本格的な降りになったところで、ワテと自走組のO山さんらは上下ともカッパを着込みます。タナカさんいっつあんらはそのまま一気に車を停めてある広場に向かうべく一気に本線を戻ります。途中、Myガラガラヘビくんが雨水でどこかリークしたせいか、火が飛ばなくなってしまい、一瞬真ッ青に。でも、エンジンの熱で水が乾くと火が点くのですが、やはりちょっとするとすぐに「もももー」。こりゃチトやばいことになりました。

やーっと到着〜!
復路はずぶ濡れの上、さまよっちゃいました

うー、さぶーい…。

それではお次は山田入林道ですな
とても晩春の陽気ではないですな

いっつあん&真鯛号はホンダ・ステップワゴンで
普段はコレで良いパパに!

 このモモモ〜を何度か繰り返すうちに道を誤ってしまい、一旦県道へ出たり何だりで、往路の支線に入って楽しむ以上に余計な時間を費やしましたが、プラグを新品に交換したらまた復活。今度は止まりませんので、慎重に戻りますが、車を停めてある広場の近くまで来てまた止まりかけました。何とかトランポまで辿り着けてホッと一安心でしたが、気がそっちにばかり行っていたので、途中曲がるべきところを曲がりそびれて直進してしまい、さまよいまくりました。でも、茂来林道は年毎に姿を変えるようで本当に面白い道ですね。
 トランポ置き場に到着してみると、既にタナカさんらは服も着替えてバッチリ帰りの準備は済んでいました。後から到着したワテも着替えを済ませ、ようやくバイクをミニキャブに積み込みますが、O山さんらは雨なのでこれからまた清里の別荘で一泊して明日の天気回復にかけてみるとのこと。でも、後日談ですが、翌日も一日中悪天候が続き、自走で長距離を帰ってくるのは大変だったでしょうね。本当にお疲れ様でした。長野組のいっつあん・ひろさんは苦もなく帰れるから問題なしですが、ワテは渋滞を嫌って、途中川上村周辺の道をウロウロして時間を潰して帰りました。

タナカさんとM井さんはゆとりのハイエース
こちらはいつもバイク漬け

ひろさんとバッタくんはスズキキャリィに
作業用にも使うチンスポ付きキャリィ

 この春モラツーリングは、日中こそ日が当たっている限り暑いくらいの陽気になりましたが、雲で日が遮られるととたんに寒くなるのは5月の山間部ゆえ仕方ないですね。しかも後半は雨ですから寒いこと。早朝の八ヶ岳の山麓も真冬のように寒かったですが、自走組のお二人はその清里から天候の回復しない6日に長距離を走って帰る羽目になった訳です。ま、でも、何はともあれいつもと違う不思議なツーリングを楽しんでもらえたようで、ワテも一安心。これに懲りず、またみんなで走りたいですね!

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