ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
林道ツーリング42〜しつこく秋のツーリング

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日陰はちょっと寒いです

白馬連峰も雪ですねぇ
しつこく行ってきました〜!

 何気なく仲間のいっつあんと掲示板でやりとりしていて、10月にちょろりと走った地蔵峠周辺の細かい林道が気になった我々は、もう一度出かけて今年最後のツーリングをすることと相成りました。世の中では11月1日から3連休になりますが、土曜日が基本的に仕事のワテは、2日の日曜日に日帰りで再び信州に行くことになったのですが、さすがに日帰りで信州はキツイですね(笑。何はともあれ、松代〜真田間の地蔵峠を拠点にその南北の林道群を探る旅に出かけてきました。

何で早朝から渋滞なのよ〜!
中央道って…

 前回は朝6時ちょいに家を出て、相模湖ICから中央道に入ろうとしたら、ずっと手前で渋滞情報を得たので、雨の峠道を走りつつ上野原ICから高速に乗りました。その結果須坂長野東ICに1時間も遅れて到着したので、今回は5時に出て素直に八王子バイパスを利用して早めに中央道に入り、遅れることなく待ち合わせ場所の長野ICに近いローソンを目指しました。でも、これが仇となって、八王子IC入口から渋滞が始まり、しばらくはご覧の状態…。やはり相模湖から入るべきでした。それにしても小仏トンネルって…。
 およそ30分ほど待ち合わせ場所のコンビニに遅れて到着しましたが(いっつあん、ひろさん、ゴメン)、無事3人がちゃんと集合し、その場で昼食を買い込んで早速地蔵峠に向かいます。天気も快晴で、日が当たっている限りあまり寒さは感じません。右のいっつあんも服はあまり厚手のものではないジャンバーで走っていますが、今のところこれと言って寒くはないようです。夏なら霞んでしまう遠くの景色もスッキリ見える秋の峠道はいいもんです。

爽やかに走るいっつあん
これからが楽しみ!

チミさーて準備にとりかかろう!
わくわくと準備中

 地蔵峠のPにトランポを置いて、まずはちょっと戻って、すぐ下に入口のある御林林道を詳しく探索して東豊林道を抜け切る予定です。11時ちょっと過ぎてからバイクを下ろし、数百メートル戻って御林林道を走りますが、腕慣らしには丁度良い道ですね。日も当たっていて実に快適です。
 ちょっと見晴らしの良いところで写真休憩。すっきり晴れ上がっていて爽快ですが、遠くの白馬連峰の上の方にはもう白いものが。まだまだ暖かいと思っていても、やはり山は冬間近なんですなぁ。横浜では夜中に布団を掛けていると暑苦しくて眠れないこともありますが、もちろん信州ではそんなことはあり得ません。なんて言っていたら11月の第2週から天気が悪くなって、結果として横浜でも急に冬っぽくなり、今では布団&毛布で寝るようになっちゃいました。やはり日が当たらないと寒さは一気にやってくるものですね。

景色が良さそうなところではいチーズ!
御林林道LOVE(笑

調査しまっせ〜
面白い道が山盛り

 さて、途中ソロツーリングのライダーや、子供をタンデムシートに乗せた二人組みの林道ツーリストに出会いましたが、まだまだ林道好きは生き残っているようで嬉しい限りですね。
 東豊林道の分岐に至り、前回はこれを右折して開通記念碑側に向かいましたが、今回はこれを直進し、途中に現われた枝道をチェックです。すぐに右手に分岐が現われ、早速入ってみます。しばらく荒れた道を「うおーっとっと!」と言う具合に進むものの、ちょっとすると岩だらけのところで終了。この辺は採石場が多いようで、上で切り出した岩を、下に落として寝かせてあるような感じでした。
 本線に戻りますが、またちょっとすると右側に分岐があり、当然そちらも入ってみることに。こちらは先ほど走った支線よりも荒れていて、なおかつ雑草がたっぷりでそりゃもう大変。今回のツーリングはのっけからゲロトレになりました。
 この荒れまくりの道はヘルメット大の岩はもちろん、倒木も結構あってハンドルを取られます。すると足が出るのですが、シート高の高いバイクですと、ギャップにタイヤが乗っている際はよりシートが高い位置にある訳で、足が下に届かないなんてことも起こります。で、またよたよたっとして、行きたくもない崖側にフロントタイヤが向いちゃったりして、ゆっくり走ってもスリリングですね(^^)。

ダーメでーす
でも行き止まり

岩の上にカメラを置いて記念写真
他人はまず来ないでしょうなぁ

「あぁーやっぱ行き止まりかぁ」
こちらも行き止まり

 左の画像は二つ目の支線で、行けそうだから来てみたものの、結果はご覧の通りでして、「あぁ〜、やっぱダメでしたぁ〜」と嘆くいっつあん。
 下の画像は「いっつあん、そりゃそうだよ…」とたたずむひろさん。いずれにせよ、もう昼だし、大きな岩もあって腰掛けるにはもってこいなので、ここらで昼食を取ることにしました。まだ10数kmいしか走っていないのに、ゲロアタックは疲れますね。厚着していたひろさんはすっかり汗だく。中に着ていたトレーナを脱ぐと、シャツがかなり汗でビッショリでしたが、気温自体はそう高くないので、程なくしてまた着込んでました。ちなみに、地蔵峠の気温表示は13℃でした。
 それにしても、日が当たらないとかなりひんやりするこんな山奥に、まだアプや小さな虫が飛んできて食事中のワテらの周りをうろうろしています。ここで休んだのが失敗でしたねぇ。
 しばし休憩の後、狭い中をターンして戻らねばなりませんが、この戻りがまた大変で、やたら雑草の種がバイクや体にくっ付いてきます。でも、採石作業の人達がこんなところまで車で来て仕事をしていたんですねぇ。その後はしばし寝かせてあるのでしょうが、この状態の道を車で入るのはまず無理でしょう。多分、再び入る時は道を整備しつつ少しずつ進まざるを得ないでしょう。

「いっつあん、そりゃそうだよ」
分かっていましたよ〜

雑草ってたくましい!
虫ではないっすよ

 ちょっと草を掻き分けると、ご覧の通り雑草の種がものすごい勢いでこびり付きます。別の種は先端が2本の鎌状の爪が伸びていて、これが服にやたらと引っかかるんですが、過酷な自然の中で育つ草は、観賞用の花などと違って逞しいの何の。Gパンやウィンドブレーカーにこびり付いたこいつを落とすのに一苦労しますが、ちょっとするとまた同じようなところに出ますんで、結局一番先まで行ってまとめて落とし、また戻ってからまとめて落とすしかないっす。何せご覧の通りポリタンクにまでこびり付くタフネスぶりっすからねぇ。
 東豊林道に戻ると、鬱蒼とした林の中の道になります。するとご覧のエテ公の家族が道でゆったり歩いています。バイクの音を聞いても、別段ワテらが襲わないのを知ってか、ちっとも逃げません。警戒はするのでしょうが、ゆったりと斜面を登って行きます。最近の野ザルは人をバカにして結構大胆なことをするように聞きますが、この近辺もそう集落から離れてはいないので、人もそれなりにいることでしょうから、人馴れしているんでしょうね。

悠然と立ち去るエテ公
人は来なくてもエテ公はいます

08年ラストランの真鯛号
このタイヤでもラストラン

 今回も参加のいっつあん&86年型XLR真鯛号。リアタイヤが2分山で、すべりまくりながら走ってます。でも、さすがはトライアル野郎。滑ってもバッチリ安定してコーナーを抜けるんですよねー。
 ところで、いっつあんもワテも年齢はほぼ同じ。オサーン度もどんどん増していますが、やっぱ髪も白っぽいのが増えてきましたね〜(ToT)。それにしてもいっつあんは最新のテクノロジーには相変わらず強く、GPSロガーを使って今回も走った道をしっかりチェックしていました。詳しくは
こちらに載っていますぞ。
 ひろさんは珍しく昔使っていた90年型のKDX125SR小バッタ号にて。9分山のEDタイヤでグリップは良さそうですが、何しろ随分前のモノゆえ硬化しています(笑。とは言え、この戦闘力の高い軽量&ハイパワーなバイクに気合のひろさんが組み合わさったら無敵っすね。しかーし!さすがはひろさんもオサーン化著しく、後半はかなーり疲れちゃったみたい。そうは言っても、やはり時間が許せばツーリングにしっかり参加してくれるひろさんは、未だに心は若さを失ってませんな。

まだまだ若いぞー!
硬化してても九分山!

うーむ、ここもやはり行き止まりか〜
林道調査隊状態

 ワテは一応エアクリーナーを取り換えてウィンカーを取り付け直した79年型KLXショウリョウバッタ号を引っ張り出しましたが、やはり登りではさっぱり力が出ずに困ったちゃんです。前回よりはマシですが、どうもメインジェットの番数を下げないとイカンようですねぇ。分かってはいるんですが、面倒で(笑。
 東豊林道を抜け切り、一旦地蔵峠方面に戻りつつ、その手前にあった林道打宮線に入るべく右折。一旦分岐を右側に向かいますがこれはあっさりと行き止まり。早速またしてもお休み(笑。まあ、オサーン軍団ゆえそこはそれと言うことで。
 また打宮林道に戻り、次の分岐で山の神林道の周回路に入ります。ここら辺にもたくさんの支線がありましたが、半月前にいっつあんが調査してまして、どれもわずかな距離で行き止まりとのことで、無視して山の神林道をグングン進みます。
 山の神林道は結構整備されていて、道を平坦にするために砂利が撒かれていることも多く、かえって滑りやすいところが多々ありました。しかもタイトなコーナーも多く、要注意ですが、かなり楽しめることは間違いなし。真田方面に来た時は絶対に外せない道ですな。

いっつあん、それは柿っすか?
まさかウィンカーレンズ?

ここはダメっすね
いっつあんはTLRで来たかったかな

 山の神林道は鬱蒼とした中を走る道で、途中ぬかるんだところもありますが、なかなか楽しい道で、周回できるのがいいですねー。動画を撮るべく丁度良いタイトコーナーで待ち構えてみますが、カメラの調子が悪く接写モードのようでボケボケ。せっかく二人ともカッチョ良く逆ハン切って走っていたのに、すんませんです。
  で、山の神林道から右に進むと今度は桐宮線になり、途中にナゾの公園を右に見つつ、抜け切ると地蔵峠のPの正面。オートランドの脇から出てくる訳です。ここの林道群はかなりお勧めですね。

いっつあん「ホゲ〜」
ひろさんは「はぁ〜」

ワテは「ふむぅ〜」

日が傾いてきましたなぁ
随分狭いところにある碑

 今度はまたちょっと松代方面に下って御林林道を使って東豊林道の開通記念碑側に進み、これを抜け切って出口に近いところにある林道釜平南線に入ります。ちなみにそのわずか手前の左(集落側からは奥の右)に釜平北線がありますが、それはやはりいっつあんの探索でわずかなダートの後に舗装&行き止まりであることが分かっていた上、日も傾いてきたのでパス。釜平南線は集落の道を下に望んで上を走る道で、これもわずかな距離で今回最も気になっていた洗馬林道につながって終了です。

もうかなり走ってますな
休み休み走ってます

開通記念碑の広場でまた休憩
またまた御林林道

 さてさて、洗馬林道は傍陽菅平林道として紹介されていましたが、これは傍陽(そばひ)の集落側の舗装区間が県道に指定されていて、これが将来全舗装されることを予感させます。多分「県道傍陽菅平線」と言うことなのでしょうが、今は途中から洗馬林道です。
 この道は土質のダートで、バッチリ初めから林道を堪能できます。ちょっと鬱蒼としたところもあるけれど、開けたところもあって、いい感じ。

ビーンと走るひろさん
バイクは絶好調

トコトコっと走るいっつあん
直線でも滑ります

 洗馬林道にもいくつかの支線がありますが、どれも距離が短い上に行き止まりでしょうから、時間的に厳しいのでパス。本線はかなりぬかるみの強い区間があったり、きちんと整備されたところがあったりで、以前の丹沢の早戸川林道のようで面白かったですね。ダート距離は10km程度ですが、ここもじっくりと調査してみたい道ですね。
 

コラコラ、休んでる暇なんてないだろ〜!
なぜWピースかは不明

菅の沢林道はほど良い荒れ具合
なぜ「ウォー!」なのかは不明

 洗馬林道を抜ける直前に左に支線があり、これは長い道であることが分かっていますが、これを往復していたのでは菅の沢林道を走れなくなりますので、とりあえずそのまま傍陽の集落に向かって直進。傍陽の集落は真っ直ぐな道で、集落側から入ったら「この先に本当に林道があるのか?」と一瞬思っちゃうような雰囲気でした。
 一旦地蔵峠の県道に出る予定が、ひろさんが手前で菅の沢林道に入る道を知っていて、上手く舗装区間を短縮します。さすがはひろさん。やはり上田市民のひろさんからすれば、お膝元ですもんね。
 菅の沢林道は、随分前に走ったことがありましたが、10年以上前の話なのでさすがに当時の荒れたイメージはかなり弱まっていますね。でも横に沢が流れ、道はぬかるみが多く、落ち葉&轍にこっそりゴツ石があったりで、走りづらいのは間違いなし。いっつあんもドロドロ深轍でリアがすべりまくり。そう言えばどこかで流れてハイサイドくらってボテッとやっちまったそうです。前回はF田社長・一つ目さん・ひろさん・ワテがこてちんでしたが、これでいっつあんも仲間じゃー(^∀^)v

えーと、ここをこうして行けば…
フムフム、なーる。

帰宅準備中
おーっとっと、パンツ見られるところだった

 かなり直線的な区間が多い菅の沢林道を抜けて時計を見ると午後4時よりしばらく前。まだ走れますが、何しろ地蔵峠まで戻らねばなりません。合計で80.4km走っていますが、もっともお手軽な帰り道は御林林道を抜けること。でも、さすがに今回2度走っている上、半月前にも往復しているので、さすがにもういいかなと言うことで、国道に出て県道真田松代線を真田側から戻ることにしました。日が沈みかけていて、この30kmは寒かったですねぇ。林道ではちっとも寒さを感じませんでしたが、舗装路で日が当たらないと急に冷え込みます。
 峠に到着してバイクを積み込んでいっつあんと分かれたのが4時半頃。ひろさんには上田の方まで一緒に進み、国道141号の分岐が分かるところまで道案内してもらって分かれました。もう暗くなりつつありましたが、最後までお付き合い有り難うね!
 で、夕方に高速道に入っても渋滞は必至な上、せっかくだから相木の林道群をチェックすべく国道141号を小海方面に南下します。ここがワテの悪いクセで、どうも気になったところは車ででも走っておきたいと言う変な性質がまた出ちゃいました。

夜の大弛峠
いい加減にしなさい

 北相木の集落から「御座山⇒」の標識がまた目に入ったので入ってみますと、細い道ながら一応舗装されていて、南相木村に抜けただけで終了。ひょっとしたら、以前入った林道とは違うのかも知れませんが、何しろ真っ暗闇なので良く分かりません。仕方ないので、今度は馬越峠に向かい、川上村に出ますが、途中三川林道・馬越林道はしっかり生き残っているようです。ただ、ダート区間がどれくらいあるのかは分かりません。これも次回要チェックっすね(^^)。
 川上村からは関東甲信越地区では昔から名の通った荒れ道の川上牧丘林道がどうなったか気になったワテは、無謀にも夜間にこの荒れた道をバイク積載の軽トラAT車で抜けてみました。大弛峠までの長野側が未舗装のまま生き残っていると言う情報がありましたが、何しろ数年前の災害で崩れて復旧が遅れていると言う話で去年は閉鎖されていましたっけ。でも、今は平日は作業していて入れないようですが、日曜は問題ないようで、柵は設けられていませんでした。「キャンプ禁止」としつこく札が立っていましたが、まさかこんなところでと思っていたら、ダートが始まって2kmくらいのところで軽1Boxが止まっていて、横で火を焚いている人がいました。「うーむ、なぜこんなところで一人たたずんでいるのか…。ナゾだ…。」と思いましたが、バイクを積んだ軽トラでこの荒れた急勾配を登るワテの方がナゾなんでしょうね(笑。
 結局10.5kmのダートを全部1速で時速20km/h未満で走り抜けたワテは、大弛峠から舗装区間を南下して、旧杣口林道(きれいな舗装路)で一休み。最終的に夜10時半頃に勝沼ICから中央道に。でも、まさかと思いましたが、3連休2日目で、しかも夜遅くでも「談合坂-小仏間渋滞17km」の表示が。気合で相模湖ICまで進んで下り、帰宅したのが深夜1時半。中央道って…。

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