ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ 林道ツーリング24〜不可思議!カメラオッサンズ

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 いっつあんがカメラに目覚めておろしあモノのカメラ、ゾルキを購入したのが先月のこと。意外にも我々の仲間内にはカメラオッサンが多いため、写真撮影会をやろうということになった。幸い林道周辺は美しい山の景色がたっぷりとあることも相まって、「よし、それなら撮影ツーリングをしよう!」という安直な発想で、この度のツーリングが決行されたのであ〜る。
 場所は長野組、神奈川組の両方が行きやすいようにと、岡谷周辺ということにしたが、ハスラーさんの提案で日本の中心点のある、王城枝垂栗林道をメインに走ることにした。
 今回のメンバーは、家族用ワゴンの後部座席を取って強引にXLR80ではなく250を突っ込んできたいっつあん、電池の切れたモータードライブを付けて重くなったニコンF2ボディに軽いGNニッコールを付けていたT口宴会部長、カメラにはさっぱり興味はないもののビデオ撮影には気合の入るハスラーさん、今回初参加で7年ぶりの林道ランがニコマートELを持って行くハメになったミスッタ・グリーンさん、そして、久しぶりに本格的なカメラ(レオタックス)を腰にくくり付けて走ったトプコンばかことわたくしめの計五人である。また妙なツーリングになること間違いなしである。

カメラを手にするナゾのオッサンズ
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 早朝の5時半に横浜を出発した僕は、相模原でミスッタ・グリーンさんと合流し、岡谷を目指して中央道をひた走ったが、岡谷インターに至る前に長野道との分岐が現れたので、どっちだっけとミスッタ・グリーンさんにちらりと伺ったところ、このまま真っ直ぐ進んですぐにあるとのこと。そのようにしたが、出口は一向に現れず、いつの間にか伊北インターに着いてしまった。そこで降りてUターンし、長野道に入ったらやはりそこに岡谷インターはあった。まあ、HNがそれを表しているのか、初めから「ミスった」ことになってしまった訳である(^o^)。
 何はともあれ、約束の9時半に「やまびこ公園」駐車場に到着し、車を止めて待っていたが、なかなか長野組が来ない。駐車場がたくさんあったので、ひょっとしたら間違いだったのかと思っていたら、まずいっつあんがバイクでやって来た。どうやら上の駐車場に止めたらしいが、こちらに持ってくるので一人来てくれということになり、僕が久々に2ケツで車を取りに行くことになった。それにしてもホントに何年ぶりだろうか。

パノラミックな景色
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 まず、やまびこ公園の道をそのまま進み、ちょっとしてから左に折れて、高尾山周辺の名無し林道を下ったが、この道は結構タイトで面白かった。ちょっと荒れ気味でもあった。途中、いくつかの支線ダートがあったので、まだまだ楽しめそうな道であるが、ガスの補給をしなければならなかったため、そのまま抜け切って県道に出た。およそ3〜4km程度の短い林道であったが、全体をくまなく走ると10km位にはなりそうな道であった。

涼しげにたたずむいっつあん
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 コンビニで弁当を買って我々が次に向かったのが王城枝垂栗林道である。この道は6年前に別のメンバーと走ったが、その時は辰野駅側から入った。入り口はちょっと分かりづらいところであるが、すぐにダートが始まって支線も多い楽しい道だった。
 ところで、今回は逆に岡谷側から入った我々は、まず快適な枝垂栗林道を流しつつ、見晴らしの良い最初の展望台で休みつつ、今回初めての撮影を行った。上の赤い手すりのところで写っている4人の写真はそこで撮影した。

 20分程そこで休んで次に向かったのがこの林道で最も有名な「日本の中心点」である。ここはこの林道の半ば程のところにあり、やはり非常に見晴らしが良い。上の山の写真はそこで90mmレンズを使って撮影したが、標準レンズではちょっときつかったかもしれない。90mmでもトリミングしないと若干きつい。それにしても、高い山にはまだまだ雪が残っているのは意外だった。奥に、やはり雪の残る富士山の頭が見えたが、これもまた素晴らしい姿であった。

爽やかに走るT口宴会部長
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辰野の町と南アルプスをバックにした爽やかオッサンズ
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 日本の中心点で撮影を行い、そのままそこで昼食を取ったが、バトルスーツ姿のV-MAXに乗るライダーが林道を走ってやってきた。フラットな林道なので何ら問題はないだろうが、自分がやれといわれたらやはりちょっと抵抗がある。それにしてもあのV-MAX乗り、結構オッサンだったなあ。なかなか感じのいい人であった。

パフォーマンスいっつあん
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 次に七蔵寺林道側に折れて、一旦舗装路に出てから再び王城枝垂栗林道に戻り、そこからちょっと入ったところにあるパラグライダーの降下ポイントで撮影することにした。上と下のバイクに乗るみんなの写真はここで撮ったもの。辰野の町が一望できる素晴らしい撮影ポイントである。
 ところで、ここでもいっつあんはいつものパフォーマンスを見せてくれた。もちろん皆さんもいろいろとやってビデオに写っているが、考えてみるといくつになっても遊び心を忘れない、おかしなオッサンズである。

う〜むKTは小さい(しかし、ワテも太ったのー)
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 さて、王城枝垂栗林道を抜け切った我々は、次に横川ダムの東側を平行して伸びる小横川林道を目差した。この道は以前は行き止まりの道であったが、しばらく前に完抜になり、途中の支線も集落に抜けられるようになっていた。ただし、舗装化の臭いもプンプンする整備された林道でもある。当日は2日前の予想とは裏腹に、終日晴天であったこともあり、かなり砂埃が舞って、後ろを走っているとかなりきつい。口の中が何となくじゃりじゃりする。

 初めの名無し林道が4km程度、王城枝垂栗林道がトータルで12km程度(舗装化がじわじわ進んでいる)、そしてこの小横川林道が8km程度で、いつものツーリングからするとダートの走行距離はまだまだである。そこで、横川ダムの道を奥まで走り切ろうということになり、ほんの数km残るダートを目差して先に進んだ。それにしてもここのダートも砂埃がきつい。なるべく埃を巻き上げないよう、ゆっくりと走った。

ハスラーさん&いっつあん
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十字の飛行機雲とスリーオッサンズ
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 本線は4kmも進むと行き止まりで、結構車が駐車されていた。上には非難小屋が設けられていて、ここは自由に使っていいようだ。
 ちょっと戻って大洞林道という支線に入ってみたが、ここはなかなか走り応えがあった。最終地点の前で道が崩れていたが、それでも片道8km以上は走れるだろう。路面も変化に富んでいて、だんだん高度を上げていくににしたがってガレてくる、楽しい道であった。他にも支線があったが、それには入らなかった。
 今回のツーリングは走行距離よりも撮影という、これまでにない目的があったので、それはそれで非常に満足できるものとなった。初参加のミスッタ・グリーンさんも、7年ぶりの林道ツーリングで、いきなり荒れてタイトな急な下りだけのダートからスタートしたので、少々大変だったろうが、さすがは和歌山の山で鍛えてきただけあって、何の問題もなく走っていた。次回は8月の盆休みになると思われるが、またたっぷりと走りたいものである。

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