奥久慈・八溝山方面〜単独ツーリング
2000年8月17日、2日前にアオキと行ったツーリングが一泊二日のものだったので、もっと走りたいと思い、単独の日帰りツーリングを決行した。場所は久慈川林道〜八溝真名畑林道一帯である。5年前に来たとき、どの林道マップにも載っていない完抜路を見つけて嬉しく思ったのであるが、その後どの林道マップにも紹介されないので不思議に思い、今回改めて調査したいと思ったのである。 |
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次の分岐点は北沢林道入口であるが、ここはほんの数キロで行き止まりであった。道はそう悪くはないが道自体が木々に覆われ、視界が開けないのであまり面白さはないであろう。 |
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畑の沢林道の終点付近の、唯一視界が開けるところでのスナップ。道はいかにも新しいといった感じで、とてもよく整っており距離もそこそこあったが、やはり行き止まりであることに変わりなく、ちょっと消化不良を起こしてしまいそうな感じである。やはりすっきりと抜けられる林道の方が、走りぬけた後の気分がいい。これは万人の感覚であろう。 |
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畑の沢林道を往復し、真名畑林道茗荷分線に向かう。その途中で撮ったのが右の写真であるが、ここも基本的にほとんど視界が開けない所である。茗荷林道に入るとなお視界は狭くなり、木々の中をただ黙々と走り抜ける感じである。ただし、路面はほどよく湿っていて、グリップはとてもよいので、実に走りやすい道であることは確かである。 |
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高笹林道は茗荷林道の脇にある橋の所から始まり、以前に来た時には橋を渡って左側は3km程で行き止まりで、右側の道はずっと延びて八溝山に出られた。最後は道幅の広い一直線の砂利道が500m以上続いていたはずである。その時は「おお!つながっているじゃないか!」と皆で喜んだものだが、それから何年たっても林道マップに載せられないのでちょっとおかしいな、と思っていた。今回はその疑問を晴らそうという訳だ。 |
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まずは橋を渡って左の本線(?)の方を行くが、こちらは以前と異なりかなり道が延びていた。途中から見晴らしのよい所が続き、走っていてとても楽しい所であった。しかし、やはり行き止まりであることに変わりなく、あえなくUターン。ただし、最後はショベルカーとブルが道をさえぎっており、その先にも削り取られたばかりと思われる土の道の赤ん坊がしばらく延びていた。後日もっと延びていくのだろう。 |
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次に橋の右側を行くが、な〜んとつながっていると思いこんでいた道が、ほんの数百メートルで行き止まり。記憶違いかと思い、茗荷林道の途中に右に折れる支線があったので、あそこを走ったのかと考え、調べるために戻って行った。 |
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これがその地図なのであるが、御覧の通り「現在位置」から二本に道が分かれて上に延びている。左側は遊歩道であるが、右側の道は遊歩道の表示がない。しかし、実際は「現在位置」が上の写真のようなところで、自動車道はここで消えていた。ただし、これより先は鉄砲水でもあったのか、滅茶苦茶になっていたので、ひょっとすると道が崩れてしまったのではないかと思えなくもない。何か謎めいているが、いずれにせよ現在はここでストップということに変わりはない。それにしても本当に以前来た道はこの道だったのだろうか?どうにも納得し切れないものが残る。 |
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ここは真名畑林道で記念写真を撮る場合の定番スポット。以前に来た時もここで撮影したが、その時と全く変わりがなかった。 |
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舗装路もしばらく走ってみたがやはり見付からないので、諦めて久慈川林道の周辺林道を走ることにした。 |
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久慈川林道の支線の鹿の又支線を走る。ここは久慈川の源流部にあたり、路面も実に水っぽい。泥質ではないので走りづらくはない。 |
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次には大森林道を走る。ここはしっかりと抜けられるので、それだけでも面白いのだが、ここにはさまざまな支線があり、その辺りを調査するだけでも楽しいものである。 |
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樺沢林道は三つに分かれており、どれもわずかな距離しかない。ただし、どれもどんどん坂を登って行って、二つの道は山頂に立てられた鉄塔の所に至る。よって、なかなか展望がよく、単なる短いピストン林道というより、爽快な休憩地となりうる道である。とはいえ、山に人工のものがあるということは、自然を愛する向きにはあまり歓迎できることではないのであろうが。 |
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白子山林道は大森林道の出口から延びる道であるが、「崖崩れのため通行不能」と表示されている。路面は非常によく、南アルプスの林道のようにグリップがよくて走りやすい。5kmほど進むと道ががくっと落ちこみ、そこを埋める工事をしているようであった。盆休みで作業そのものはしていなかったが、ここにもブルが道の真中に置かれていた。 |
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6時頃、バイクをトラックに積んで、半には出発するが、どうしてもあの謎が心に残り、車でまた八溝山に向かいつつ帰るが、急に霧が深くなりさがすどころではなくなったので、あえなくそのまま帰ることにした。無念…。しかし、またここに来て、必ずや謎を解いてやろうとも思ったのである。 |