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発売年: 1953年
メーカー: Gat Cav. Antonio
サイズ: 143x82x59mm(レンズ沈胴時)
重量: g
シャッター: 布幕横走りフォーカルプレーン B.1〜1/1000秒
標準レンズ: Schneider Xenar 5cm F2.8 3群4枚構成(テッサー型)
レンズマウント: L39ライカ・スクリューマウント
生産台数: 600台程度
シリアルナンバー: 291
分類番号: グループ2 |
Gatto Cav. Antonio社はオフィチーネ・ガリレオの設計技師であったアントニオ・ガット氏が戦後に興したメーカーである。1948年に最初のモデルを発表し、F.A.F社から発売をしようとしたようだが、すぐに自社銘柄のSonne IV型を発売した。このモデルは軍艦部に四角いファインダーカバーをただ乗せただけの素っ頓狂なデザインで、スローシャッターも備えていなかったが、シャッターダイアルの中心にシャッターボタンを配していた。この後スロー付きのV型、35mmファインダーを加えたC型を発売した後、53年にこの最終モデルのC4を発売して終了する。 |
ソンネは当初から自社銘柄のTエリオナー(T.Elionar)5cm F3.5の他に、このシュナイダー製のクセナー5cm F2.8とクセノン5cm F2やガリレオ製のエリオーグ(Eliog)5cm F3.5をラインナップしていた。マウントは一般的なL39なので、色々なレンズが使えるのだが、ソンネ用のレンズはスクリューの部分が無限遠の状態でもコロを押す鏡胴後端部を覆うほど深く作られている。このためソンネ用のレンズは、他のライカ・スクリューマウントのカメラに付けられても、そのカメラでは距離計が使えなくなってしまう。 |
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