作例「三浦アルプスのタイワンリス」
PETRI MF-10 PETRI AUTO ZOOM MC 38-70mm F3.5
シャッタースピード〜1/60秒 絞り〜f4.5
使用フィルムはフジカラー記録用100(G100と同じもの)で、ナニワカラーキットで現像後、EPSON GT-X980(フラットベッドスキャナー)で3600dpiで取り込んだものをPhotoshopで縮小し、アンシャープマスクを掛けていますが、色やその他の補正は一切掛けていません。
三浦アルプスは葉山町から横須賀市にかけて三浦半島の首の部分を横断するように延びた山塊で、160m前後の低山ながら無数のピークが連なり、80年代までは長らく手付かずの地域だったこともあって、思いの他に深山気分を味わえます。横浜横須賀道路が計画されたのも、ここが手付かずの山だったことで、住宅地を回避できるメリットがあったからでしょうが、今では歩き応えのある本格的なハイキングコースとして、さまざまなルートを抜けることができるようになりました。とにかく自然が一杯なのですが、ここには熊はもちろん、鹿や猪、猿等の動物がほとんどいないため、小型の動物が大手を振って動き回っています。中でもリスが大変多いのですが、日本固有の種ではなくてタイワンリスだそうです。画像は冬の曇り空の山道で撮ったもので、色合いが鮮やかではないですが、ズームレンズの割りに変な像の崩れは見られません。ピントを合わせた周辺はしっかり解像していて、ボケ方も不自然ではなく、充分日常の撮影に使えるスペックのレンズだと思います。 |